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テーマ:韓国!(16993)
カテゴリ:韓国
妻の韓国語学院の同級生が結婚した。
去年の12月くらいには既に入籍し、既に同居もしているが、ダンナの故郷で結婚式をやる事になったそうだ。 韓国の結婚式は、日本と比べるとアッサリしたもので、ものの30分もあれば終わってしまう。後は各自勝手に食堂でメシを食って、2次会なぞやる場合もあるが大抵はそこで解散。その代わりでっかい引き出物なんかも無いから、気軽に行くることができる。 今回は妻がお呼ばれしたので旅行がてら一緒に行ってきた。場所は清州北道の忠州(チュンジュ)という所。 ~~~┌(・。・)┘♪ 韓国に来てからというもの、あまり遠出したことがない。以前、やはり友人の結婚式で釜山に行ったのと、春川(チュンチョン)や冬ソナで有名になった南怡島(ナミソム)に行って見たくらいで、他の土地は全く知らない。 今回の忠州市はソウルからバスで2時間位らしいので、日帰りの小旅行には丁度好い。(全く何も知らずに行ったのだが、後で調べたら割と有名な観光地だそうだ。リンゴが名産だとか) 式は午後の1時からだから、10時頃出発するバスに乗るべく家を出た。バスは江辺(カンビョン)に在る東部バスステーションから出る。席がゆったりした「優等」バスを奢った。8500ウォン也。 因みにこの2号線江辺駅前には、テクノマートという電気製品の安売りデパートがある。ベラボウに安い、という訳ではないが、一箇所で家電から何から全部そろうから便利だ。 ┌(・。・)┘~~~♪ 12時少し過ぎに、忠州のバスターミナルに到着する。そこからタクシーで式場に向かうが、ものの3分程でついてしまう。2000ウォン也。 予め新婦から「小さい町で式場もひとつしかないから、すぐ分かる」と言われていたが、確かにすぐだった。 日曜という事もあり、すでに何組か式が進行している模様。受付でご祝儀を渡し食券をもらう。その後新婦の待機室にいって、ひとしきり歓談なぞする。 今回は新郎の地元での式という事もあり、新郎側の出席者は沢山いるが、新婦側の出席者はほとんどない。ソウルから来た僕たちを除けば、日本から来た新婦の両親と姉、それに姉の友人一人だけ。 新婦はもうある程度韓国語を話すし、何より「オッパ」が一緒なので余裕シャクシャクなのだが、田舎の事とて日本語を話すスタッフも居らず、韓国式の結婚式は、もちろん初めての新婦の両親が、放心したような顔でオロオロとしていた。 式中で、父親は新婦をエスコートしないといけないし、母親も何か役割を演じるとかで、スタッフが手順を説明をするのだが、言葉が通じないからラチがあかない。気の毒になって、通訳をしてあげたら、今度は母親に腕をしっかり掴れて「そばにいて下さいね・・・」と放してくれなくなってしまった。 初めての事だらけのうえに、娘の結婚という大事も重なり、よっぽど心細かったのだろう。 ~(-_-~) (~-_-)~ 式は、韓国にしては珍しく新郎新婦がゴンドラに乗って登場したり、色々な演出が入ったものだった。それにしても友人含めた記念写真撮影まで含めて、賞味1時間というところ。 その後、一般の参列者は食堂でメシを食って帰ってしまうが、新郎の家族から、せっかくだからペベク(伝統衣装を着て、新郎の両親に挨拶をする儀式)を見てゆけ、という申し出があり、ありがたく同席する。 本当は親族だけの儀式で他人には見せない、と以前聞いた事があるのだが、今まで僕が参加した結婚式は、みんな見せてくれた。日本人だから、という事で特別にだったのかも知らん。 「ペベク」の図 ♪~~~└(・。・)┐ 食券で昼飯を食べた後、バスターミナルまでブラブラと市街を散歩しながら帰った。改めて見ると、ソウルの様にゴミゴミした感じが無く、のんびりとした良い街だ。街も綺麗だし何よりも、空気が澄んでいる。 今まで、「ソウルは空気が悪くて・・・」という話を何度も聞いている。 確かに年中埃っぽいし、独特の匂いが漂ってはいるが、だからと言って特別悪いと思った事はなかったし、住めないほどではない。 韓国なんて、何処に行ってもゴミだらけだし「どうせこんなものだろう」と思っていた。 しかし忠州に来てみて、そうじゃない事が良く分かった。“韓国が”ではなく、“ソウルが”特別キタナイのだ。 もっとも、人口の約4割がソウルに住んでいるのだし、ゴミをポイポイ道に捨てて、町の美観を損ねているのは当の韓国人だから、「韓国は街も空気もキタナイ」と言ってしまっても、そんなにマチガイではないだろうと思う。 そう言えば忠州には温泉もあるらしいから、そのうちまた行ってみようかと思っている。 ┌(・。-)┘~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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