実践トレーニング
中3生は、北辰会場テストに向けて、身支度の期間をひとまず終え、明日より実践形式の授業に移行していきます。 この身支度の期間は、欲求を溜めさせる事や、ある種の自信を付けさせるために時間を割きました。正直言えば、「あれもやりたい!」「これもやりたい!」という、こちら側の欲求に耐える我慢の12日間でした。 基礎事項だろうが何だろうが、見たことのないものを瞬時に判断できるほど、産まれて来たときから頭を使ってきた人間なんていません。一次関数では超基礎である、「点(3,5)と点(-4、-2)を通る直線の式を求めよ。」というような問題であっても、小学1年生に見せたら、「何を言っているんだ」という具合になります。 知っている事を前提にする授業ではなく、前提条件を変えた授業構成にしてきました。どんな問題も、どんな生活での事柄だって、土台となる事項や経験がないことには、どこから始めていいのか分からなくなります。 だから根底にある基盤事項を2本立てにして、両者を比較しながら押し進む事に終始しました。分かりづらい表現ですね・・・汗 コレだけで爆発的に点数が上がるわけではありません。そこに「+α」となる経験をさせてあげなければいけません。 ただ漠然と、実践演習をするのではなく、「何のために」「何を見据えて」「今の状況からして」という気持ちの部分に、自分の力を落としこんでいかなければいけません。 だから中3生は明日、私から意外な言葉を聞くことになるでしょう。それを意外だと捉えてくれること事態に重要性があります。 この話だけで、授業時間が終わり、実践練習が出来なくならないよう気をつけなけれ(苦笑) 「明日は北辰、実戦形式でいくで!」こう言われて、気の入った目をする生徒と、「あっそうなの」程度の生徒に分かれるのが普通ですが、もうひとパターンの生徒がいました。「結果を見たくない。プレッシャーを感じたくない。現実を知るのは怖い。」こんな気持ちであろう事が、表情からあっという間に読み取ることができました。 こんな風に感じてしまう生徒にも、「魔法」を施すのがこちらの仕事です。どれだけ実践に入り込ませられるか、不安ではなく、楽しみです。 さぁやりまっせ!