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カテゴリ:私の数学
非常に喜ばしい事があった。 おめでとう。
実は喜ばしい事がもう一つ。
と思われた方も居るかもしれない。
普通に考えれば大した事のないことだし、 でもこの生徒、小学5年生の時に入塾して、
身体はどんどん成長するが、 自分のやっている事に意味を見つけたり、 勿論働きかけはしてきたし、
私の今日担当したクラスは、 その彼が初めて「合格せねば!」と思ったらしい。 この気配を一気にまくし立て、
何でも良い、馬鹿みたいに点を取らせて上げたい。 そこから彼が成長するための栄養を授かりたい。
人の成長や変化は即効性があれば、 今までの固定観念をほんの一瞬で消し去り、 そんな人間がいたら凄すぎる。 逆に言えば、自分の今まで持ってきた「思考物」を、 我々は子供たちにその自ら作った「思考物」を持って欲しいと考える。 これは人生においても相当な財産になる。
つまり今日初めてテストで合格した彼は、 そんなタイミングが見えたら、 ここからが我々の仕事な訳だ。
種を撒き続け。 水をやり続け。 栄養をやり続け。 それを使って土から顔を出せたら、 しっかりと見守ってやる。 風で倒れそうになったら、 「ふんばれ!」と声をかけてやる。 下手に手は貸さない。 いや、貸しているように見せない。 そして成長している様子を影で見守る。
これが子供たちの近くにいる大人の役割だと思う。 冷たいと思われたって、 ケチだと思われても、 ギリギリまで手は貸さない。
それが私のやり方。
さあ彼の今後が楽しみだ。
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最終更新日
2008.02.09 01:50:41
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