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行ってきました。
最近、色々ストレスがあって、 その解放を兼ねて、 久しぶりに魅惑の石達に会いに行ってきました。 そこでいくつかのユニークな石達と出会い、 お金を払って連れてきました。 そのうちのひとつ。 イリデッセンス・クォーツ。 噂では聞いておりましたが、 お目にかかるまでには 6年の月日が・・・。 お店のインド人は レインボー・クォーツと言っていました。 サイズは小さくて、お値段も安くて500¥。 2個買いました。 インドのデカン高原でとれるそうです。 産地名はアウランガバードと言っていました。 姿を見ると、短い、ほとんど錐面だけの形も、 裏についたアゲートも、 いかにもアメシストではないかと思わせます。 ですが、紫ではありません。 気になるのは、茶色い鉱物が付着していることです。 これってひょっとしてアメシストを焼いたの? 写真がこれ。あまりうまく撮れません。 写真ではよく見えないでしょうが、 たくさんイリデッセンスが出ています。 レインボーガーネットに似ています。 錐面を見ると薄層が重なっていて、 ラメラ構造なのでしょう。 錐面の根元側にはまだ 層ができていない部分を残して、 先端が成長するのは、エレスチャル的です。 錐面のどの層にも反射面があるのではなく、 ある深さに限定されているようです。 だから表面ではなく少し内部に イリデッセンスが出ているのが面白いです。 さらにr面ではなく、z面にだけ出ているようです。 ブラジル双晶との関連が少し気になりますが、 z面はブリュースター干渉縞は出ていない側ですし、 この干渉縞は偏光板を通さないと見えないものです。 それにr面では右水晶と左水晶が表面で入り組んでいるので、 きれいな層にはならないでしょうね。 逆にz面はきれいな層ができやすいと思います。 それにz面はr面より成長が早いから層間が浮きやすいとか、 これはありうるかもしれません。 エレスチャルでは浮いている錐面がよくあります。 成因については、まだまだどうなるかわかりません。 実はモロッコやウルグアイのアメシストにも 一部にイリデッセンスを示すものがあるそうです。 特にモロッコのジオードタイプに比較的多くみられるとか。 あとで自分が持っているものも見てみよう。 さてどこにおいたやら。 水晶の中まで虹が見えるものにアイリスアゲートがあります。 これはアゲートのバンドの間隔が狭いタイプで、 かつ光を透過するものの中に、たまに出現するものです。 そこを通過する光が回折するためといわれますが、 これもまたきれいです。 色々妄想を育んでくれるこの水晶、実に楽しいです。 だから石はやめられませんね。 ストレスが少し和らぎました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年12月20日 13時06分50秒
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