|
テーマ:公立校で頑張ろう!(139)
カテゴリ:カテゴリ未分類
来週は息子も初の中間テストのようですが、英語は期末までテストなしの模様です。「Z会」も僕が来週帰るまで「お預け」状態ですが、数学だけでも先にやっておいて貰いましょう。本来、通信添削は生徒が自分で学習するものですが、我家の場合は父親と一緒にやるペースが出来上がりつつありますので、「自学自習」の方向に持って行くのが今後の課題です。
さて、今回は英語の「発音」に関して書いてみます。僕達の時代は、リスニング教材といっても精々レコードしかなく、テープが出てきたのはもっと後になります。ステレオが我家に来たのは僕が高校生の時でしたから、リスニング教材など望むべくもありませんでした。従って、発音に関しては授業で先生の発音を聴くのみだったのです。 英語の試験では、必ず発音やアクセントに関する問題が出ましたが、最初はこれに対応する方法が分からず、勘に頼った解答ばかりでした。その後、単語を覚える時は、発音記号も一緒に覚える方法に気が付き、この種の問題に対する正答率は上がりましたが、我ながら邪道だと思っておりました。それでも、"apple" の"a" と、 "about" の"a" は違うんだと分かります。 まあ、僕達の頃は「読み書き」中心の英語でしたから、少なくとも学校に行っている間はこれで済みましたが、今は「聴く話す」も加わり、しかもリスニング教材が充実していますから、発音も聴いて覚えるのが普通なのかも知れません。とはいえ、これまた問題意識がないと、違いが分からないのです。相当神経を尖らせていないと、微妙な発音の違いなど聞き分けられませんから、逆にある種の負担は増えたように思います。 それと同様に、リスニングを経験しないと、生の英語を聴いた時に全く分からない単語が幾らでも出て来ます。僕の例で言うと、"miracle" とか"physical" の語尾で、発音記号で書くと両方とも[ke(の逆さ)l](しかも弱いeの逆さ)なのですが、最初は「ミラコ、フィジコ」と聞こえました。オリビア・ニュートン・ジョンの名曲に"Physical" がありますが、これなど「フィジコ フィジコ」としか聞こえず、逆にこれから"-cle" とか"-cal" が聴き取れるようになった次第です。 また、「読み書き」中心の英語では、「発音なんかどうでも良い」という気になりがちですが、自己流の発音ではネイティブとのコミュニケイションが持てないのです。僕は留学時代、サンフランシスコの "750 Gonzalez Drive" という住所に住んでいましたが、日本語流に発音すると最初の「ゴ」にアクセントを置いて、「ゴンザレス」と発音してしまいます。ところが、本来の発音は「ゴンザーレス」と、「ザー」と伸ばしてここにアクセントを置きます。ある時電話で、何かの手続きに住所を言う必要があったのですが、中々分かって貰えず、最後に「分かった、ゴンザーレスだね」と相手に教えられました。 今の子供達は、リスニング教材に恵まれていますが、本人が意欲的に取り組まないと「聴く」能力は身に付かないし、「話す」能力にも繋がらないのです。息子は漸く英語に手を染めたばかりですが、親の試行錯誤に基づき、「聴く話す」も早い段階で教えて行こうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 21, 2006 08:09:47 PM
コメント(0) | コメントを書く |