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宮崎あおい -その宇宙-

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2009.09.30
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( エッセイ )


 
 
  時々に語られることに、“あなたが無人島に永遠に一人でいることとなったら、何を持って行きますか?”、というのがあります。もちろん、衣食住の心配等はないとの条件下で、どうしても持参したいものの問いですが、まァ、これに対する私の返事は、好みの幾つかの本とともに、宮崎あおいちゃんが出ている、映画やドラマのDVD(ビデオ)は必ず持って行きたい、というのが昨今の私の心情です。映画やドラマといっても、彼女の活躍期間からして過去10年間の事であり、私の人生と関わる部分は、その期間においては皆無に等しいといえます。と云うのは、女優としての彼女を私が‘ファン’として自覚したのは、名作ドラマ『篤姫』の視聴からですので、せいぜいまだ1年足らずです。ではいったい何故、彼女のDVDをぜひ持って行きたいと思うのだろうかとなる訳ですが、やはり次のようなことに落ちつくのかも知れません。
 
  まず第一に、宮崎あおいちゃんの笑顔の魅力と共に、彼女の演技そのものが私にとって極めて刺激的であるためです。全ての彼女の作品を観たわけではありませんが、世界的にも話題となった映画、『ユリイカ』『害虫』『好きだ、』等に限らず、例えば初期にわずかに出演している『スイングマン』においてすら、役者として極めて重要と思われるものが際立っていました。それは、少女を演じていた彼女の声が見事な発声で、それだけでも存在感が際立っていて、やはり一つの刺激的なことでした。明確な発声というのは、役者としては当たり前のことなんですが、それがこれまでの日本の役者さんには弱かったようにも思えます。あるいは、最近の映画『少年メリケンサック』にしましても、喜怒哀楽をキチンと演じ分けられる彼女の刺激的な演技の魅力は、今更述べる必要もないかと思います。一般に、宮崎あおいちゃんの魅力については、最初のエッセイの中で若干述べていますのでここでは省きますが、彼女の演技は、まるでアメリカのアクターズスタジオ出身のジェームス・ディーンやポール・ニューマン等の演技で感じられた演技の魅力を、いやが上にも感じさせられ、男女優を超えた魅力ある役者さんに初めて日本で出会えたというのが私の正直な思いでした。‘ジョディ・フォスターの再来’との言葉も充分に納得出来るものでした。
  
  さて次に、作品そのものがシリアスであれコメディであれ、極めて上質なものとして残されている点です。初期の作品選考においては、彼女が属する事務所の意向が充分働いていたことは間違いないと思いますが、10代も後半になるとあおいちゃん個人の選択意向もかなり反映して来たんじゃないかと思われます。なかでも、彼女の内に秘めた演技の確かさ自然なウマさは、いやが上にも、彼女の特性を生かした作品との出会いもあった事が推測されます。いずれにしても、残されている作品全てに一本芯が通っているのは間違いなく、これはあおいちゃん自身の演技姿勢に因るものだと思いますし、彼女が出ている作品に完全な駄作はないとまでも言える、云わゆる‘品質保証’的な面を持っていて、極めて珍しい事象も現出しているようにも思います。
 
  そして三番目に、そしてこれは極めて幸運な事だったと思うのですが、宮崎あおいという極めて感性にタケた役者さんが、10代前半から20代前半という、人の一生の中でも成長幅が大きいこの時期を云わゆる第一線で活躍していて、少女から大人へのその時々に応じた作品がDVD等で映像として残されているという事実、そして、それを個人が好きな時に自由に鑑賞できる環境が現在整っているということ、これが本当に幸運でスバラシイことに思われるのです。
 
 彼女の映画やドラマ等を何度も観て行くなかで、私は敢えてこう言いたいと思います。“もし若いあなたがこれから‘演技’というものを少しでも学びたいと思うなら、迷わずに宮崎あおいちゃんの出演した映画、ドラマ等のDVDを、全て丁寧にご覧なさい。必ずや‘演技の琴線に触れる瞬間’に、出逢えることでしょう。”と。
 かくして、私は無人島に宮崎あおいちゃんのDVDを持って行く。これに優る至福なし。
                                          
                                            (gooブログにて同文寄稿) 












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Last updated  2009.11.06 21:52:56
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