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2018.07.12
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カテゴリ: 映 画

 映画『 焼肉ドラゴン 』を観てきました。

 万博開催も間近という1969年の大阪。韓国人の多く住まう貧しい長屋で焼き肉屋を営む一家の物語。

 いっつも大声で泣いて笑ってケンカする。仲がええからこそケンカする。けどケンカしながら仲直りするみたいな。感情とはそうやって表し、生きて行くっちゅうんはこういうこっちゃと言われているみたいな。そんなエネルギッシュな人達の姿を見ていると、いつの間にか観客である自分も、あの地域のあの長屋のあの家族の一員になったような感覚になりました。同時にぼくは、もっとエネルギッシュに生きていかなアカンなと反省もしてました。

 物語の終盤、結婚の承諾を求めて来た娘の彼に対してお父さんが「ちょ聞いてくれるか」と語りだす詩的な独白シーンがありました。戦争に巻き込まれ韓国にも帰れず日本で生きて行くと覚悟を決めざるを得ずここまでやってきた。静かに力強く薄っすらと涙を浮かべながら「働いた、働いた。働いた、働いた」と繰り返し、そして「娘をよろしくお願いします」と頭を下げる。

 ここでぼくは嗚咽が漏れまくって鼻水もズルズルでハンカチがびちょびちょになってしまった。映画館にはお客が少なかったので気兼ねはしんかったけど、もっともっと沢山の人が見るべき作品やと思いました。なんでこんなに空いとんねんアホかと。

 皆さん、ぜひ映画館でこの作品世界の住人になって、大いに笑って大いに怒って大いに泣きましょう。そんな体験はなかなかできやんのやから。

 個人的に、一本の映画で流した涙の量ナンバー1の作品となりました。






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最終更新日  2018.07.12 03:35:29
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