カテゴリ: 映 画
映画『トイ・ストーリー 4』を観てきました。 前作から9年。そんなに経つんだと驚きつつも今回のパート4が作られると知ったとき強く観たいとは思いませんでした。どこか「もういいよ」なんて冷めた目で見るところがあったのは事実です。 果たして・・・。 今作はどうしてこんなに切なく涙がいっぱい溢れたのか。過去の三作でこんなに涙した覚えはなく、単に僕が涙もろくなっただけなのかもしれないと、慌てて涙をぬぐい映画館をあとにしていました。 さて今作は何がポイントだったのか・・・。 たとえばペットのワンちゃんは飼い主に対し無条件の信頼をもって存在している。けなげに、あまりにも一途に。それと同じではないけど、そういった感覚を想起するものがあったように思います。 画面の中のオモチャ達は、人に振り向いてほしくて力いっぱい元気に尽くします。けど人はそんなことには全く気づかず知らん顔。 ああ切ない。 子供だった自分もきっと知らん顔して、オモチャ達を傷つけていたんだろうと思う。そして何の躊躇もなく捨ててきた僕のオモチャ達に対し、謝罪の気持ちと画面の中のオモチャに対する応援の気持ちが重なっていくのです。 言い訳じみた感覚ではあるけれど、人は時と共に趣味嗜好が変わってしまう。いつまでも同じオモチャで遊んではいられないのだ。 オモチャにその先の選択、どうすればいいのか、どう生きていけばいいかを選べる能力があれば・・・。 今作でこのシリーズは完全に完結とアナウンスされているようだけど、あの終わり方なら、また10年もしたら続きが誕生するのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.07.19 07:57:48
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