モンキーレンチ 通 信

　2019年に映画館で観た映画の数は52本でした。

　去年11月からの約ひと月は念願だったTOHOシネマズのフリーパスを入手できたので、よし沢山観るぞと息巻いたのですが、その期間に観れたのは８本だけでした。まあそんなもんです。時間も体力も、もう持ちません・・・。

　さて去年観た映画の中で人におすすめしたいと思えた作品は・・・。

　『運び屋』『ブラック・クランズマン』『トイ・ストーリー4』『宮本から君へ』。そして年末最後に観た『ドクター・スリープ』の5本でした。

　『ドクター・スリープ』はあの『シャイニング』の続編。

　観る前はなぜ今頃（40年後）になってそんなものをつくるのか疑問でしたが、どうしてこれがかなりよかったのです。

　善と悪の対立構造がはっきりとあって分かりやすく、ストーリーの展開もテンポよく、また出てくるキャラそれぞれの造形もよかったです。

　一番よかったのは、ある種の緊張感が最初から最後までずっと持続していたことです。
　画面に緊張感があるのは映画なら当たり前かもしれませんが、とはいえ監督さんの力量が素晴らしいと思えるものがあるように感じました。

　ただ、霊能力対決だけで十分楽しめる内容になっていたので、なにも『シャイニング』の設定を持ってくる必要はなかったのではないかとは感じました。逆に邪魔かなと。

　でも、ほんと観てよかったと思える作品。おすすめです。

　あと去年観た中で少し変わった作品でいえば、『ハッピー・デス・デイ』というB級テイストなホラー映画がありました。これはPart1と2の2作品がセットになった内容なので2本とも観ないといけませんが、とても印象に残る作品でした。同じ時間を何度も繰り返すタイムループものなんですが、こういった内容のものはどうしても先が気になるのでついつい見せられてしまいます。（『ミッション8ミニッツ』や『オールユー・ニード・イズ・キル』等）

　今年もいい映画と出会えますように。