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カテゴリ:本日の『ゴルゴ13』
ゴルゴ13(6) 時々こうして『ゴルゴ13』の中の1巻を紹介してみることにしよう。 常に極度のストレス下に居るデューク・東郷の持病「ギランバレー症候群(多発性神経炎)」が初めて発症する表題作の『喪服の似合うとき』は1970年10月作品。 今でこそ「不可能を可能にする男」への依頼料は億単位だが、40年前の物価では報酬は5万ドル。 依頼内容はリヨン警察署長アンドレ・ガストンの排除。 敵のひそむ町でゴルゴは狙撃される。 銃を構えようとすると手と腕が痺れた。 依頼人と接触したバーでゴルゴはコニャックのグラスを手から落としてしまう。 花を売る少女に「この近くに病院があれば教えてほしいんだが………」と尋ねると少女は「でもおじさんが病気なんて思えないわ。」と、この坂をくだったところに病院はあると教えてくれる。 ギランバレー症候群なら発熱が伴うはずだ、ランドリー型なら足からだと首を傾げる医師達。 原因不明、病名不明、 「命にかかわるなんてことはありませんよ」と言われ、プロのスナイパーは「手のしびれが命にかかわない……か………」と呟く。 パリ大学を出たばかりの精神科医マリー・フランシスカ・カレルがこの東洋からの病人に興味を抱く。 「あなたの病気の根元を知るにはあなたをもっと知り、あなたの過去………… それも幼年時代にまで立ち入らねばならないでしょう。」 と言われ差し出されたコーヒーを「コーヒーはブラックがいい……LSDやメスカリン入りは口に合わない!」と拒み、 薬品を使って自分の心を覗くのは力ずくで女を犯すのとかわりがない、と強引に彼女を抱くゴルゴ。 ド・バビエール伯爵の手下に拉致されたゴルゴは窮地を脱し、手の痺れはおさまった。 そして依頼は確実に遂行された。 ゴルゴに向けられた銃口や体の傷痕から彼の日常生活がどんなものなのか見抜いてしまったマリーは彼を追うように射撃大会の会場へ。 警察署長が射殺されたフォンテンブローの森で一言の会話もなくすれ違うマリーとゴルゴのラストシーンが印象的だ_ 「喪服の似合うとき」(1970/10) 「ラブはナイフ」(1970/1) 「17人の渇き」(1971/1) 「激怒の大地」(1970/11) の4作を採録。 透明ブックカバーはこのサイズ『ゴルゴ13』147巻(続刊)全てにかけるには15pack必要 透明ブックカバー☆B6版用ブックカバー(5pack)☆ 透明ブックカバー☆B6版用ブックカバー(10pack)☆
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最終更新日
Feb 26, 2008 11:55:50 AM
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