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カテゴリ:中国人という人たち
春節まで一週間を切った。
こうして部屋で作業をしていても、窓の外から盛んに花火と爆竹の音が聞こえてくる。 13年ぶりに北京市内で春節の爆竹が解禁になり、それらの販売が始まった途端、 せっかちな輩たちは即打ち上げてしまっているというわけ。 果たして年越しまで使い切らないだろうか?(笑) ともかく長らく爆竹を扱っていない人も多いので、 テレビでは爆竹の取り扱い注意だとか、検査基準をクリアできなかったメーカー名を 公表したりだとかいう番組が流れる。 いい爆竹と悪い爆竹の見分け方なんていうのも、 日本で言うところの消費者センターのおじさんが実物を手に説明する。 筒型式は、長さが上部の直径の3倍を超える製品が粗悪品、 箱型は、触ってみて箱の部分が簡単にへこむのがよくないらしい。 そんなこんなで、街中はすっかり春節気分に浮き立っている。 おかげで仕事にならん。 仕事場の中国人スタッフは、帰省のためのチケット手配にやっきになって、 仕事しに来てるんだか、電話とネットの使いたさに出勤してるんだかである。 中国には列車の切符カウンターがいたるところにあって、 ここで買うのが一般とされているが、 市内中の切符売り場の前は、渋谷スペイン坂スタジオの収録も真っ青の長蛇の列。 最近北京で行列ができるほど人気の土家族のビザ屋がそばにあると、 二つの列で歩道は大渋滞する。 行列しても買えないなんてのもざらで、こうなるとネットの掲示板を通じ、 余った切符を持っている人から買う。 買う側が売る側を訪ねて、市内を大移動する。 それから仕事中なのに友達の見送りに駅まで出かけるなんてのもある。 ちょっと、キミたち、キミたち、と言いたいのだけれど、 こんなことしてるのが自分の会社の人間だけじゃなくて、よその会社もおんなじで、 たしなめてもその先には社会の連鎖があるので、彼らは聞く耳を持たない。 なんてったって世の中がそれを許してるんだからなあ。 かく言う私も、この数日、帰国のためのお土産の手配に右往左往。 ちょっと影響されすぎない?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.25 23:10:00
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