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June 12, 2005
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テーマ:Jazz(1978)
カテゴリ:カテゴリ未分類
●『ジョージ・ガーシュウィン』はアメリカを代表する作曲家で、
数々のスタンダード・ナンバーの生みの親と言えるでしょう。
1898年9月26日にアメリカ、ニューヨークのロウワー・イーストサイドで生まれ、
亡くなったのは1937年7月11日で、38歳という若さでした。

ジョージ・ガーシュウィンは本名をジャコブ・ガーシュウィンといい、ロシア系のユダヤ人で、
父親のモイシャ・ゲルショヴィッチは、ロシアからユダヤ人への迫害を逃れて、
1890年代初頭にアメリカに移民してきました。
父親は後にモリス・ガーシュウィンと改名し、1895年、同郷の女性ローズと結婚します。

1896年に長男のアイラが生まれ、ジョージはニ男として、1898年9月26日に生まれます。
家はぼろアパートで、ジョージは音楽とは無縁の幼少期を過ごしました。
その時彼は町の不良少年で、まわりの人から、将来はろくな人間にならないと言われていたそうです。

両親は、兄のアイラに習わせるつもりでピアノを買ったのですが、
それに興味を示したのは当時14歳だった弟のジョージでした。
ジョージは何人かの先生について、猛烈にピアノのレッスンをしたのでした。
そして15歳の時には、ニューヨークのティンパンアレーと呼ばれていたところで、
音楽出版社が楽譜を売るために、その曲を実際に演奏するデモンストレーション・ピアニストの、
ソング・プラッガーというものになりました。
そうこうしているうちに、ソング・プラッガーとして秀でた存在となり、
ブロードウェイの大手ハームス・ミュージック社と作曲家としての契約をします。

1919年に「スワニー」という曲が、当時大人気のアル・ジョルソンのショーに使われ、
アル・ジョルソン自身の歌で大ヒットし、一躍若手作曲家のトップに躍り出ることになりました。

1924年に「ジョージ・ホワイツ・スキャンダルズ」というショーに書いた「サムバディー・ラブズ・ミー」が大ヒット、
作詞家の兄、アイラと組んで始めて書いた「レディー・ビー・グッド」も成功しました。

この1924年には、「新しい音楽の試み」というコンサートにおいて、数々の作曲家による新曲が発表されました。
次々と演奏される曲に目新しいもののない中、最後に演奏されたガーシュウィンの
「ラプソディー・イン・ブルー」は、斬新なものとして、大きな注目を集めました。
これはジャズとクラシックを融合させた、もっとも早い試みのひとつだといわれています。
ストラビンスキー、ラヴェル、バーンスタインら、クラシックの音楽家にジャズを認めさせただけでなく、
これによって、ジャズはクラシック音楽にも影響を与えることになり、
この曲はアメリカを象徴する音楽となりました。
ガーシュウィン25歳の時でした。

1932年には、「オブ・ジィー・アイ・シング」でミュージカル作品として始めてピューリッツアー賞を獲得しました。
1935年に、「パリのアメリカ人(An American In Paris)」、「ピアノ協奏曲ヘ長調(Piano Concerto In F)」
などの交響的作品と、ブロードウェイのミュージカル作品の集大成として、
オペラ「ポーギーとベス」を上演しました。
この作品は黒人のことを題材にするなど、いろいろな意味で問題作となりました。

1939年、ガーシュウィン兄弟はハリウッドに渡りました。
パーティー好きのジョージはハリウッドの生活を楽しみながら、
RKOスタジオで、フレッド・アステア主演映画のためのスコアを2つ作りました。
3本目の映画スコアを作曲中に脳腫瘍で倒れ、
1937年7月11日、カリフォルニア、ビバリーヒルズで、38歳の生涯を閉じました。

ニューヨークでの葬式には4000人もの人が集まり、ハリウッドでも追悼式が催されました。
1945年には、伝記映画「アメリカ交響楽 ラプソディー・イン・ブルー」が製作されました。

ジョージ・ガーシュウィンは、コール・ポーター、リチャード・ロジャースと共に、
ジェローム・カーン、アーヴィング・バーリンを追った第2世代のソングライターといえます。
彼らによってアメリカン・ポピュラーミュージックの第一の黄金時代が築かれたのです。
しかし、ガーシュウィンの特筆すべきところは、彼はクラシックの作曲家としても大きな評価を得たということです。
ジョージ・ガーシュインは、ポピュラーミュージック、ジャズとクラシックを融合させた作曲家であるということです。

*****

●代表作

Swanee (1919)

Somebody Loves Me (1924)

Oh Lady Be Good (1924)

Fascinating Rhythm (1924)

The Man I Love (1924)

Rhapsody In Blue (1924)

Someone To Watch Over Me (1926)

’S Wonderful (1927)

I’ve Got A Crush On You (1928)

An American In Paris (1929)

I Got Rhythm (1930)

But Not For Me (1930)

Summertime (1935)

A Foggy Day (1937)

Nice Work If You Can Get It (1937)

They Can’t Take That Away From Me (1937)  

Love Is Here To Stay (1938)





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Last updated  December 4, 2005 04:32:31 PM
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