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テーマ:Jazz(1976)
カテゴリ:カテゴリ未分類
『Smoke Gets In Your Eyes』(スモーク・ゲッツ・イン・ユア・アイズ)
煙が目にしみる この曲は、ジェローム・カーンの作曲、オットー・ハーバックの作詞によるもので 1933年のミュージカル「ロバータ」に使われました。 このミュージカルでは主演のタマラが歌いましたが、 カーンはもともとこの曲はラジオ番組のテーマ曲のために書いたもので、 なんと行進曲風な歯切れの良い曲だったと言います。 譜面のメロディーの音符には、全てスタッカートの記号が付けられていたそうです。 しかし結局その番組は放送されることがなくなってしまったため、 このミュージカルに使うことにしたのですが、タマラたちはこの曲に全く興味を示さなかったので、 カーンはテンポを遅くし、メロディーの音符を長く伸ばすようにしたところ、 この素晴らしいバラードの曲に仕上がったということです。 ミュージカルの中でもヒットしましたが、 1933年の暮れにポール・ホワイトマン楽団とバニー・ベリガンのトランペットのものが、 6週連続でヒット・チャートの1位を記録しました。 その後も、たくさんの人にレコーディングされたものがヒット・チャートに入りました。 1935年の映画化「ロバータ」、そのリメイクの「ラブリー・トゥー・ルック・アット」(1952年)、 カーンの伝記映画「ティル・ザ・クラウズ・ロール・バイ」(1946年)などでも使われました。 しかし、何といってもこの曲を世界的に有名にしたのは、 1958年~59年にプラターズというポップ・コーラスグループがリヴァイヴァル・ヒットさせたことによります もともとはミュージカルの曲が、多くのジャズ・ミュージシャンにより演奏されてきて、 プラターズの大ヒットによって、この曲はポピュラー音楽としても広く知られることになりました。 ジャンルを越えたスタンダード・ナンバーとして愛され続けている曲です。 「恋は盲目。恋の炎が燃えさかっているときは、その煙で何も見えなくなっている。」 ・・・やがて恋は終わり、恋人は去っていった。 涙をかくせない言い訳に「恋の炎が消えてしまった煙が目に入ってしみるのさ」と言う失恋の歌です。 最近「禁煙」のキャンペーンでこの曲が使われていたと聞きましたが、 タバコの煙が目にしみるわけではありません。 したがって、あまりにも美しい曲なのですが、結婚式には向きませんね。 ***** ●スモーク・ゲッツ・イン・ユア・アイズ Smoke Gets In Your Eyes 邦題:煙が目にしみる 作詞:オットー・ハーバック 作曲:ジェローム・カーン 1933年 みんなが僕に聞いてくるんだ どうしておまえの恋が本物だってわかるんだい?と もちろん、僕はこう答えたさ 「この心の中の何かが確かにそう言うのさ」 でも恋は盲目だと言う いつかおまえにもわかるときが来るよ、とみんなは言う おまえの心が、恋の炎で燃えさかっているときは おまえの目は、その煙で何も見えないのさと だから僕は、みんなをからかって陽気に笑った 僕のこの恋を疑うなんてバカげてる それでも今日、僕の恋人は去っていった 恋は終わり僕は一人ぼっちになってしまった 今は友達があざけり笑う 涙をかくせない僕のさまにね だから僕は笑って、みんなにこう言うんだ 「恋の炎が消えてしまった煙が目に入ってしみるのさ」ってね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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