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テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:Standard
【スタンダード・ナンバー】
イエスタデイ Yesterday この曲の作詞・作曲はレノン=マッカートニー名義ですが、 実際はポール・マッカートニーの単独作です。 ビートルズの1965年8月6日にリリースされたアルバム、 『邦題:4人はアイドル(イギリス盤原題:Help!)』に収録された曲です。 アメリカのキャピトル・レコード編集盤『Help!』には収録されず、 1966年6月20日にリリースされたキャピトル・レコード編集盤、 『イエスタデイ・アンド・トゥディ(Yesterday . . . And Today)』に収録されました。 バラードの名曲として、ビートルズの代表曲であるとともに、 多くのミュージシャンに取り上げられて、 20世紀を代表するスタンダード・ナンバーになりました。 アメリカでは、1965年9月にシングル盤としてリリースされ、 当時、B面だったのにもかかわらず4週連続1位になりました。 しかし、本国イギリスではビートルズ解散後の1976年3月まで、 シングル・カットされることはありませんでした。 この曲が、このような歴史に残る名曲になるということは、 当時、レコード販売関係者は誰も予想していなかったということでしょう。 後に全世界規模でシングル・カットされています。 歌詞の中の「イエスタデイ」という部分は、 初期のデモ段階においては「スクランブルド・エッグ」(煎り卵)となっており、 タイトルも「スクランブルド・エッグ」とつけられていました。 ジョン・レノンは歌詞の面で若干のサポートをしたとインタビューで語っています。 この曲のレコーディングは、ポール・マッカートニーのヴォーカルと、 バックのアコースティック・ギターだけで、 ポール以外のビートルズのメンバーの三人は全く参加していません。 また、サウンドには弦楽四重奏が使われており、 そのアレンジは、プロデューサーのジョージ・マーティンによるものでした。 この曲は、世界中のシンガーやプレイヤーによるカヴァーも多く、 一説にビートルズの活動中の時点で、 既に1,000を超えるカヴァー・バージョンが存在したとも言われています。 現在では、もはやカヴァー・バージョンがいくつあるのか確認することは不可能で、 「数千種以上」としか言いようがない状態であるそうです。 世界で最も多くカヴァーされた楽曲として、 ギネス世界記録(ギネス・ワールド・レコーズ)に認定されています。 なお、日本でも、学校の音楽や英語の教科書に載せられて歌われたりしています。 また、2001年の日本選抜高等学校野球大会入場行進曲として使われました。 【参考:選抜高等学校野球大会入場行進曲】 2001年 第73回 サザンオールスターズ 『TSUNAMI』 The Beatles 『Yesterday』 『Hey Jude』 『Ob-La-Di Ob-La-Da』 「ロック・バンドがスリーコードやロックンロールのメロディーにとらわれない作曲を行った」という点、 また、「ロック・バンドがストリングスを使用した」といった点などでも注目された楽曲です。 これらの試み自体は決してビートルズが最初に行ったわけではなく、前例はいくつもありましたが、 当時ロック界の頂点に立っていたビートルズがこれらを行ったことで、 ビートルズというロック・バンドに対する世間の評価が良い方向に変わり始め、 彼らは、次第にアーティストとして認められるようになっていったのでした。 ポール・マッカートニーはこの曲が出来たきっかけについて、 就寝中に夢の中でメロディーが浮かんだと語っています。 「ある朝目を覚ますと、曲が頭のなかで鳴っていた。 あまりにも自然に浮かんできたものだから、 別の誰かの曲のメロディーなんじゃないかと思って、みんなに聴かせて廻ったけど、 誰もこのメロディーに心当たりが無いみたいだったから、 自分が作った曲なんだとわかって完成させた。」というエピソードが伝えられています。 「彼女が何も言わないで去っていくなんて、どうしてか僕にはわからない 僕が何かまずいことを言ったんだろう ああ、昨日のこと 昨日までは楽しかった あの頃は恋は遊びのようなものだった でも、今日は消えちまいたいよ ああ、何もかも過ぎた日のこと」 歌詞の内容から、当初別れた恋人を想う歌と考えられていましたが、 後にポールは幼いときに失った母への想いを歌った楽曲であると語っています。 ちなみに、ポールは後のウイングス時代に、 アンサーソング「トゥモロウ(Tomorrow)」を作っています。 出だしのフレーズはコード進行も同じ(キーは異なる)。 ※アルバム『Wings Wild Life』収録。 この曲は日本でもヒットしたわけですが、 大抵の人はポール・マッカートニーのメロディーが圧倒的に素晴らしいと感じたのであって、 歌詞の意味のほうは、ほとんど誰も気にとめなかったようです。 ですから、少なくとも日本でのこの曲のヒットは、 多分にメロディーの美しさによるものと言えるでしょう。 「イエスタデイ」はビートルズの最も有名な楽曲のひとつであるため、 ポール・マッカートニーのライブでも定番にもなっており、 ポールは2001年ごろのインタビューの中で、 「いつもいつも『イエスタデイ』を求められて嫌にならないか」と聞かれ、それに対して、 「たとえば、ローリング・ストーンズのライブに行って、『サティスファクション』が演奏されなかったら、 『金返せ』って思うよね。」と答えています。 様々なエピソードがある曲ですが、 20世紀を代表する名曲の1つとして、 永遠に歌い継がれるスタンダード・ナンバーになりました。 収録アルバム 4人はアイドル イエスタデイ・アンド・トゥディ ザ・ビートルズ1962年~1966年 ザ・ビートルズ1 ザ・ビートルズ・アンソロジー2 ラヴ ●私がもっているカヴァー・ヴァージョン カウント・ベイシー楽団(インスト・ヴァージョン) カウント・ベイシー楽団 フィーチャリング:ビル・ヘンダーソン(vo) リー・モーガン デイヴ・グルーシン トゥーツ・シールマンス(g & ハーモニカ & 口笛) ヨーロピアン・ジャズ・トリオ ナンシー・ウイルソン(vo) マーヴィン・ゲイ(vo) カーラ・トーマス(vo) など ***** イエスタデイ Yesterday 作詞・作曲:レノン=マッカートニー 1965年 昨日までは 悩みごとなんて遠いことで忘れてしまっていた しかし今、そいつはここに居座り続けそうな感じだ ああ、あの過ぎ去った日々を僕は信じていた 突然僕は変わってしまっていた 僕の背後には悲しくて 暗い過去がぶら下がっている そして突然あの日がやってきた 彼女が何も言わないで去っていくなんて、どうしてか僕にはわからない 僕が何かまずいことを言ったんだろう ああ、過ぎ去った昨日のことを思う 昨日までは楽しかった あの頃は恋は遊びのようなものだった でも、今日は消えちまいたいよ ああ、何もかも過ぎた日のことを僕は信じている 昨日という日々を僕は信じている 【ジャズ】人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 9, 2008 04:27:19 PM
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