カテゴリ:自分らしさ。
私たちのテーブルに近づいてきたのは
20代後半ぐらいの清楚なイメージの 女子営業社員だ。 彼女は・・・ 「ここの展示場は、係りの者が付き添いませんので、 どうぞご自由に、ゆっくりとご見学下さい・・・」 そう言って、私達を他のログハウスへと続く ウッドデッキの方へ促した。 まず最初に入ったのは、カントリータイプのログハウスだ。 このタイプは一般的にDログと呼ばれる。 これはログ材の断面がアルファベットの「D」 のような形をしているからだ。 そのことにより、外から見た風合いは丸太組みに近く、 室内の壁はフラットで使い勝手が良いという特徴がある。 なかに置いてある調度品はアンティークな感じで、 まるで北米あたりのホームパーティーにでも 招かれた様な錯覚を覚える。 ソファーに坐っても良いとのことだったので、 しばしくつろいで見ることに・・・。 なんだかこの空間だけ、時間が止まっているようだ。 古い木造校舎に対する哀愁の念、 子供の頃、風呂の焚き付けのために薪割りをしたこと、 様々な情景が脳裏に浮かぶ。 このログハウスというやつは、 間違いなく「外来種」で、 室内のインテリアも北米風なのに、 なぜ日本人である私の気持ちをここまで揺さぶるのか? どうして過去の記憶を思い出させようとするのか? 私達はいったん外に出て、 別のタイプのログハウスに向かった。 そして、そのログハウスに入った瞬間、 その疑問はすぐに解けた・・・。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|