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かざこしサイト
昨日まで機能改善法による、温泉の改善について考えたのですが、町工場が多い飯田などでは効果が大きいと考えられる方法を思い出したので書いておこうと思います。 それは、工程を分断しないと言うことです。 これも以前、現役のころの経験ですが、赤字に悩む協力工場からなんとかしてくれと話しがあって出掛けたのですが、行ってみて、工程の流れを見ていたところ、途中で分断しているのです。 何故分断しているのですかと工場長にお聞きしたところ、捺印工程があり、その後の工程でインクが手について仕事がはかどらないので、捺印後箱に受け取り自然乾燥させてまた工程に戻すと言うようにしているためだとのこと。要は乾燥工程を別の所でやっているわけで捺印工程後次の工程に行くまでにインクが乾燥出来れば良いと言うので、工場長さんにエアドライヤーはありますかとお聞きしあると言うので捺印工程直後からドライヤーの口を製品めがけて風が当たるようにして、次の工程でインクがべたつかないことを確認し捺印後の工程につなげたところ、品質には問題ないと言うので、次は居並ぶ20名の工員さん達にこれからコンベアスピードを上げていきますからこのスピードではとても朝から晩まで働き続けることは無理だと言うスピードになったら遠慮無く手を上げてください。すぐコンベアを止めて、どこが疲れるか聞きに行きますから教えてくださいとお願いしぐんぐんコンベアスピードを上げていき、採算分岐点のラインスピードを超えた後、手が上がり始めたので その都度作業改善して、工場長にこれまで上がれば良いでしょうと言って終了。 これが出来たのは約20名の一貫ラインが出来たおかげです。午前中に終わってしまい、昼食には工場長の奥さんがとても喜び、うなぎの特上のお弁当を出してくれて午後のんびり帰って来ましたが、こんなことを30年近く続けて来て今となれば楽しい思い出です。 30年もやっていれば良い思い出ばかりではなく、苦い経験もあります。 それらは、また明日にでも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.10.21 13:13:17
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