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テーマ:写真俳句ブログ(36920)
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![]() ![]() ![]() ![]() 受験子の祈る奥山文殊堂 矢に込めて豊穣祈る春祭 秩父市から峠を幾つも越えた所に小鹿野町という町があります。 そのまた一番山奥に秩父十三仏霊場の文殊堂があります。 毎年2月11日は文殊堂の縁日で、受験を控えた子供達や父兄で賑わいます。 じじ馬鹿、ばば馬鹿で、私達も離れて暮らす孫の為にお詣りに出掛けました。 駐車場が狭い為に、途中で消防団によって止められ、道の端で待たされました。 1台出てくると、1台が入れるという状況で、4台目で待っていましたが、そのうち10台くらい私達の後に列が出来ました。 40分位待って駐車場へ入れました。 急な階段を腰の曲がった老婆がやっと上っていきました。 落ちないかと心配しながら後から上りましたが、話を聞くと私達と同じで、孫のためにお詣りに来たと言っていました。 沢を隔てた杉林の中では、諏訪神社の「的矢(まとや)の神事」の準備が行われていました。 大きな的に矢を当ててその年の天気を占い、豊作を祈るという祭です。 桃の枝の弓から放たれた矢(篠竹)の命中により天候を占うというもので、 ■的の白色部分に当たる・・・晴 ■的の黒色部分に当たる・・・雨 ■的を外れる・・・天候が荒れる という決まりになっています。 一番下の写真がその様子です。 見学してこようと思いましたが、待っている車の事を思うと、もう二度見ているので帰ることにし、的に向かって柏手を打ち、祈ってきました。 やはり何台もの車が待たされていました。 底冷えする山奥の縁日ですが、心が清らかになったような気がしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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