テーマ:プロ野球全般。(13227)
カテゴリ:パセ交流試合
黄色いつばの帽子。袖や襟や胸文字に黄色の縁取り。タイガースはこのオールドユニフォームで、ホームの交流戦を闘うのだ。いちばん似合ってたのは今岡かな?
トラッキーもオールドユニフォームを着ていた。 晴れたり曇ったり。2回裏には雨が降ってきた。暑くて甲子園までTシャツで来たのに、まさか降るとは。それもボタボタ大粒で、ちょっと困る。 まだ3時前の3回裏には、内野点灯。その後晴れるも、きつねの嫁入りあり。やがて曇って、風が強くなってくる。 イーグルスの頼みの綱・岩隈は、初回に1点を失う。高い球が多く、調子はよくなさそう。それでも、いい投手は尻上がりによくなっていくものだ。 対する能見は、3回までパーフェクト。打者9人に対し、4者連続を含む5奪三振。イーグルス打線に元気がなく、ほんまに完全試合が見られるのではと思ったほど。 そんな能見とイーグルスの調子を感じてだろう、甲子園いっぱいの大歓声にも、今日はどこか余裕が感じられる。 ところが、4回表、そんなムードが一変。礒部が外角高めの球をレフトポール際へ力強く押し込む逆転2ラン。これがイーグルスの初安打やけど、1安打で2点や。 5回にも飯田のタイムリーが出て、3-1とイーグルスがリード。本調子でないとはいえ、相手は岩隈。タイガースファンにも緊張感が見え始める。 そんなTファンの大歓声が爆発したのが、5回裏。1死1・2塁で、代打に帰って来た浜ちゃん。ものすごい声援がイーグルスナインをのみ込むようだ。しかし、このチャンスは生かせず。 続く6回に見せ場はやって来た。シーツがヒット、金本が二塁打で、1死2・3塁。バッター今岡。 ここでイーグルスは前進守備を敷く。これは疑問に思った。僕は、1点もやれないという場面以外のバックホーム態勢は、あまり好きじゃない。ヒットゾーンが広がって、大量失点につながることがあるし。「うちは1点でも取られたらやばいんです、余裕がないんです」と相手に弱気をさらしているような感じがして。 実際、イーグルスには余裕がない。追加点をいっぱい取れる打線じゃないから、1点でもやりたくないのだろう。あるいは、伊原監督のようにいつもこういう1点重視の守備隊形をとっているのだろうか。それにしても、今岡やで。内野抜かれるで。 珍しく予想が当たった。今岡のゴロは左へダイブしたファースト吉岡のミットを弾いて、ライト左前へ。同点の2点タイムリー。 桧山は真ん中に入ったスライダーを、センター右へ勝ち越し2ラン。もう甲子園はお祭り騒ぎや。 矢野死球。鳥谷のレフト前へのフライは、関川のスライディングキャッチ及ばず、二塁打。 1死2・3塁となって、今度はもう選択の余地なしの前進守備。代打町田が登場。ここで中村がパスボール。T1点追加。 町田を打ち取った2死3塁。ここで、田尾監督が岩隈を降板させる。早過ぎるんちゃうん。岩隈よりいい投手おらんねんで。 ベンチへ下がる岩隈に、タイガースファンが拍手。イーグルス、なんか同情されてる。 ピンチで赤星を抑えられるような左の中継ぎがいれば、イーグルスはここまでこんなに負けてないはず。吉田豊彦を投入するが、赤星タイムリー内野安打。 これで吉田は徳元に交代。徳元も四球とサードのエラーで満塁にし、1死も取れず降板。 有銘に交代するインターバルに、外野のタイガースファンから飯田コールや関川コールが起こり、2人ともそれに応える。ファンサービスはいいことやけど、4点も負けてるねんから、もっと悔しさをあらわにしてもいいとも思った。この場面で相手ファンから声援を受けるのは、まだまだ対等に見られていないからなのでは。 タイガースラッキー7の風船が、今日もすごい。黒い風船も見かけるようになってきた。夜店のヨーヨーを伸ばしたような爽やかな柄の、真っ直ぐ円柱形のもある。 飛ばした後は、ビジョンに「なお一層のご声援を」のメッセージ。去年まではトラッキーの絵と同時に出ていたと思うが、今年はスタンドの映像をバックに。この方が風船で盛りあがった感じが出て、いいな。そして、去年までは5回終了時に出ていた「大入 満員御礼」の文字が続く。 7回。桧山が大飛球を放つ。センター飯田がバックスクリーン前のフェンスに付き、ジャンピングキャッチのファインプレー。ここで起こった拍手はよかったな。相手がどのチームであっても、いいプレーには野球ファンとして拍手をおくりたいものだ。 両チームの間には、点差以上の力の差が明らかに感じられた。失礼な言い方になってしまうけど、試合終盤のイーグルスは、不憫にさえ見えた。がんばってほしいねんけどなあ。 けれども、これはある意味仕方ない。イーグルス自身のせいとは言えない部分も大きいのだ。このことについては、後日。 ヒーローインタビューは桧山。「久しぶりに気持ちよかったです」 今季ここまで打席に向かう度に浴びせられた特に大きな応援には、「声援は感じていました」 インタビュアーが2人目のお子さん誕生について触れると、甲子園全体から祝福の拍手。 交流戦について「思い出に残る試合をしたい」って、いい言葉やな。 最後は久々のお立ち台ということで、「おかえりなさい」と言われ、「ありがとう。ただいま」と声を張った。 <試合内容> 初回、金本の二塁打でT先制。 4回、礒部逆転2ラン。5回、飯田タイムリー。E2点リード。 6回、今岡同点2点タイムリー、桧山勝ち越し2ランなどで岩隈をKOし、一挙6点。 Eは9回に1点を返し、なお2死1・3塁とするが、そこまで。 T 7-4 E お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年05月16日 02時00分35秒
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