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野球場日記

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2005年10月26日
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カテゴリ:ポストシーズン
 9回裏が始まるとき、何か変な感じがした。思えば、甲子園で日本シリーズが終わるのを見るのは、生まれて初めてや。
 最後のチャンスをつぶした後、懸命にファールする藤本に泣けた。

 日本シリーズは大好きなので、生観戦した試合だけでなく、1戦ずつの感想を全部書こうと思っていたが、やめておく。
 4連勝で終わってんから、当然なのだ。マリーンズには素晴らしいプレーが多く、采配もはまって、タイガースは後手後手にまわり、裏目に出たことやミスが目立ったのは。

 マリーンズ31年振りの日本一、おめでとう!ワクワクする野球を見せてもらいました。しかも、外国人選手以外ほぼ全員生え抜きやもんね。ドラフトでしっかり若い才能を獲って育てれば、お金かけて補強しなくても勝てることを証明してくれた。カープあたりも希望が持てるんちゃうかな。
 タイガース、短期決戦やから、こういうこともあるよ。セ・リーグを圧勝したんや。今季のタイガースは強かった。その事実に間違いはない。僕の敢闘賞は鳥谷にあげたい。もしくは桧山。

 4タテの理由に、新聞や解説者までが、パ・リーグのプレーオフを挙げていたが、それはおかしい。タイガースはシリーズまで間隔が長かったとか、試合勘が戻ってなかったとか、プレーオフを勝ったチームは勢いがついて有利だとか。
 日程は今季が始まる前からわかっていたことだ。それに合わせてシリーズ対策を講じるのが当然だろう。昨年のドラゴンズは、同じくシーズン2位からプレーオフを勝ち抜いたライオンズを相手に、第7戦まで名勝負を繰り広げた。先に王手をかけたのもドラゴンズだった。
 また、プレーオフを勝ったチームが有利ともかぎらない。マリーンズは短い間隔で、プレーオフ第1ステージ・第2ステージ・日本シリーズを闘った。逆に言えば、これは過酷な日程じゃないか。思い通りのローテーションを組むことさえ難しい。しかも、第2ステージは全て敵地での試合だ。その中で松坂・西口に続いて、杉内・斉藤・新垣・和田・杉内と、リーグを代表する好投手たちと対して勝ち上がるのは大変だったはず。そのうえ、マリーンズはプレーオフを闘ううちに、小坂・堀という中心選手をケガで欠いている。これはタイガースで言えば、藤本と関本がいない状態だ。
 一方のタイガースは休養充分。相手のデータを分析する時間もたっぷりあっただろう。

 タイガースの選手たちは言い訳などしていないはずだ。
 それなのに、パ・リーグが悪いかのように責める声は何なのだろう。
 その方式やアドバンテージこそ改良するべきやけど、プレーオフ自体はいいことやん。毎年のように指摘されていた、シーズン終了から日本シリーズまでの間伸びが解消された。いわゆる消化試合(この呼び方は嫌いやけど)も減った。そして何より、優勝をかけた明日なき闘いで興奮させてくれてるじゃないか。見ていて理屈抜きに燃える。こんなすごい制度をやめろなんて、とても言えない。選手たち自身も支持している。

 セ・リーグの方がプレーオフを導入するべきなのだ。
 前期・後期制にすれば、優勝チーム同士の対戦になって、矛盾がなくなる。さらに、1年を通じての最多勝利チームや最高勝率チームが前期後期とも優勝できなかった場合は、そのチームもプレーオフに加える。これなら優勝が決まった後も、各チームが1つでも多く勝とうとするし、楽しみが増える。タイトル争いに絡んだごたごたも減るかもしれない。

 セ・リーグは「再来年からの導入を検討」なんて悠長なことを言ってる場合ではない。すぐ来季から、パ・リーグとともに始めればいいじゃないか。どこに支障があるというのだ。
 試合勘うんぬんなんて助け舟の出せない、プレーオフの死闘をくぐり抜けて来たチーム同士の熱い日本シリーズが見たい。こういう連戦の短期決戦が組めるのも、野球の特長なんやし。きっと語り草になる名場面がたっぷり見られるはずや。





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Last updated  2005年10月30日 02時33分41秒
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