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カテゴリ:山の雑想
知床半島世界遺産登録内定!ですか。知床は確かに季節を問わず登山者を寄せ付けない秘境中の秘境ですので文句無しではありますが屋久島や熊野古道のように遺産指定が仇にあって観光客が増えて開発と破壊がすすんでしまうのが心配ですが・・・
大自然には及びませんが、今日は午後から、家族連れで高尾山に行って来ました。午後から快晴になったので軽い山歩きにはよい気分(^^) 頂上から沢沿いの6号路を通って下山。マイナーな道は人気もなく、自然も豊かで、今まで見向きもしなかった高尾山もなかなかやるなと感じた次第であります。 しかし稜線から北の方を見下ろせば、圏央道の建設がもうそこまで来ていたのに気が付きました。 圏央道は高尾山の下をトンネルでぶち抜くため自然保護団体が猛反対していたものの、もうそこまできていました。 そこで自然保護について考えました。 圏央道建設の是非についてはここでは論じるつもりはないのですが、昨今の自然保護団体のヒステリックな反対運動に違和感を感じるのは私だけでしょうか? 山にも登らない、自然と触れたことがない、車付きエアコンつきの快適な生活を送っている人間が「自然は大切だよ」と声高に述べたところで机上の空論のように感じてしまいます。林道建設に反対していた人が、実際に林道ができたらじゃあ便利になったから車で奥まで行きましょうという事例はごく普通です。世界遺産に指定されたら観光客が押し寄せて自然に少なくないダメージを与えるのは明らか。 でもそれもいいのかもしれません。 結局は人間も自然の中の一要素に過ぎないのだから、自然破壊という行為によって自らの居住環境を悪化させ滅んでいくのもむしろ自然な流れのような気がします。 自然は別に人間に保護されなくたってあくまで自然にそこにあり続けるだけだし、自然の推移にさからって保護しましょうという考え方自体がすでに不自然で人間の思い上がりのような気がします・・・ 何だかこの話題になると熱く長くなってしまうのでこの辺で自粛します(^^;) でもまあ本当の意味での自然保護のためにも、すべての人に生の自然に触れてもらって、自然の偉大さ、厳しさ、そしてやさしさなどを自らの体験を通じて感じ取って欲しいと思う今日この頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月16日 00時09分40秒
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