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2006年02月10日
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カテゴリ:山の雑想
毎週土曜夜に連続ドラマ「氷壁」を見ている山屋は多いのでは。
「氷壁」といえば井上靖氏の小説ですが、氏の小説の中では言っちゃわるいがあんまりできは良くない方かと個人的な意見。
しかし舞台が山なのでつい読んでしまう。
ドラマもついつい見てしまう。

ドラマでは現代風にアレンジされていて、結末は見えてきません。原作では主人公最後に遺書残して遭難するはずだが案外違う結末が用意されているのかな?
ところでドラマを見ても、小説を読んでもやっぱり今も昔も「山男」ってのはこういうような描かれ方をしているのねと深く感慨。
つまりは山男って馬鹿がつくほど単純、いや純粋なのねと激しく同意しながらストーリーを追ってしまうのである。

傷ついた人妻にいきなり
「一緒に山に行きませんか」はないだろうと思うが、実際に自分を振り返ってみるとこの台詞はよく使ったことに気づくのである。

惚れた女を誘うなら洒落たレストランとか夜景のきれいな公園とか女の人が喜びそうなディズニーランドとかに誘えば良いものを、山屋は絶対にそんなとこ誘わずに
「山に行きませんか?」って誘うのだ。

相手の女性が山が好きかどうかということは問わない。
山って危ないんじゃないの?と言われたら
「全力で命かけて守るから」と答える。
キザでもなくでまかせでもなく本当にそう思っている。
しかも山の中に連れ込むというのに、下心もほとんどない。
ちょこっと乗越えるのが大変な岩場かなんかで手でも握ったらどきどきしてしまう。まるで中学生だ。

ただ純粋に自分が世界で最も美しいと信ずるものを愛する人に見せたい。
そこでの感動を共有したい!
そんなあまりと言えばあまりに一途な気持ちが
「山に行きませんか」という言葉になるのだ。

だから好きな人と一緒に言っても実際に何も起こらない(ことが多い)。
一緒に山に行って、せいぜいテントの中でとなりあって眠ってドキドキして終わりだ。
そしてまた一人山に帰っていく。
ああ悲しい山男の性。

しかしまあこんな傾向はせいぜい10代~20代のうちであって30過ぎると山男もそれなりにすれてくるので女性の方々はお気をつけ下さい。


私も妻をデートに誘った最初の場所は山、しかも冬の奥多摩でした。
最初のデートで冬の奥多摩はないだろうという批判もあるかもしれませんが、その後間髪を入れずに山にこぐま座流星群を見に行ったり、冬の御岳山&焚き火飲み会に誘ったりと波状攻撃をかけて現在の関係に至っております。
純粋さはだいぶ失われてしまったけれど、でもやっぱりなんだかんだ言って山屋らしい恋愛してきたのかなと思い出にひたってみました。


現実に傷ついた時、山屋はいつも山を想う。いや山に逃げるのかも。
私もまた最近日常に追われてすりきれがちな今日この頃。
「氷壁」を観て純粋な山屋の姿を見たら、あの純粋に山に登りたかった頃の気持ちを少しばかり思い出して、よしそろそろ冬山に行こうなどと道具を引っぱり出してきている今日この頃であります。



                  クライミングは自己陶酔の世界





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最終更新日  2006年02月11日 00時28分54秒
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