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![]() 2010.Dec.31 ☆☆☆☆☆ 昭和39年夏、与党・民政党の総裁選、現総裁・総理大臣の寺田と最大派閥の領袖・酒井の一騎打ち。両陣営とも票集めに10億円超の実弾を投入し、僅差で寺田の三選となる。数日後、金融王・石原(宇野重吉)の元に星野官房長官秘書(山本學)が訪れ、秘密裏の資金用立てを頼む。裏世界に通ずる石原は星野(仲代達矢)周辺の疑惑を察知し、福流川ダム建設を巡る談合と汚職が浮かぶ。談合の末にダム工事を応札、竹田建設・電力開発・寺田派の汚職構図が完成する。竹田建設は星野を通じて多額の賄賂を寺田に渡す。石原は星野に圧力をかけるが、星野の粛清が始まる。 山本薩夫監督の骨太な社会派作品で、見応えありますな。実際の九頭竜ダム落札事件をモデルにし、実在の代議士を彷彿させるキャラがはまって、生々しいです。登場人物ほぼ全員が国民を何とも思わない悪人ばかりで、ピカレスクの最たるものです。利権あっての政治だから、同じことが今も行われているんだな。 金環蝕を借りて観る 金環蝕を買って観る こちらの金環蝕 |
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