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テーマ:秋の味覚♪(584)
カテゴリ:山形の果物
お知り合いの農家の方のお手伝いと勉強のため、
以前からラ・フランスの収穫 をさせてほしいとお願いしていました。 10月10日今日はラ・フランス収穫の日です。 ラ・フランスは洋なしで、もともと名前のとおりフランスやドイツ が原産国です。 しかし、現在では、手間がかかる、害虫や台風の影響を受けやすい などで、原産国フランスでは作られていません。 日本では8割程度が山形でつくられていて、もともと缶詰用だった 洋なしが生食用として出回るようになったのはつい最近のようです。 私も小さいときはあまり食べたことがなかった気がします。 これが不思議な果物で、収穫後すぐにはたべられないぐらい ゴツゴツ。石みたいです。 昔は 「みだぐなす」 (”見た目がわるい”と”なし”をかけあわせた方言) といって捨てられていたみたいです。 それが、2~3週間でデンプン質が実の呼吸により糖化し、芳醇な 香りとトロッとした食感のなんともいえない洋なしに変化する のです。 見た目は、さび(茶色になる)がはいっていてあまりよくあり ませんが、一度食べ頃のを食べると、やみつきですよね。 今では、ラ・フランスゼリーやラ・フランスジャム、それに ラ・フランス果汁を加えたワインなどがありますよね。 そんなラ・フランス一つの木に200個~300個ほどなって いるのを一つ一つもいでいきます。まさに人海戦術。 もぎかたはいたって簡単。軸を指でおさえ、軸のむきと反対側に実 を傾けるととれます。 朝11時からお手伝いを開始し、昼食をはさみ5時まで、無心 にとりつづけました。 ひとかごで、約6キロ素人でも5分で収穫できるので、1時間で 12かご4時間で約50かご300キロ程度の収穫になります。 枝の高い部分のもの、低いところのもの、大玉小玉、様々です。 かごをしょってやっているので、収穫すればするだけずっしりと 重みがきます。 はじめのうちは、あまり気にならなかった重みが、時間が経過する につれ、肩に食い込んでいくようになります。 「かごが軽いうちに高い枝のをとって、あとから下のをもぐと いいよ」 とアドバイスをいただき、ずーっと収穫作業をしました。 幸いにして、天気がくもりで暑くなく、最適な収穫日和だったので、 気候による体力消耗は免れました。 しかし、重いものをずっと運んでいたのでほんとつかれたーって 感じでした。 こんなときは、甘いものがおいしい。 知り合いの農家の娘さんから、 「疲れたときのチョコレート」をいただき、とても美味しく いただきました。 ラ・フランスはその場で仕分けし、大型冷蔵庫にコンテナに入れて もっていって予冷をします。 理由は2つ ・追熟をとめる効果 ・常温に出したときに均等に熟する ようにするためです。 あと1ヶ月もすればおいしいラ・フランスの季節到来です。 まるごと山形でも ご自宅用と贈答用で2種類準備をしました。 私がもいだのもあるかもしれませんよー それにしてもとても有意義で楽しい体験でした。とってもとっても つかれて、肩がいたくなりますが・・・ ラ・フランスもぎをしてみたい方は今時期が収穫時期ですよ~ 約1週間程度が収穫のピークです。 どこもかしこもラ・フランスをつんだ軽トラックが走ってますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 12, 2005 02:56:49 AM
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