鹿児島の市電 宇宿一丁目電停
みなさんの「路面電車」についてのイメージはどんなものですか。おそらく、『広辞苑』で「路面電車」について「専用の道でなく、市街の一般道路上を運行する電車。市電・都電の類」とあるように、路面電車が自動車と一緒に同じ道路を走っている姿を多くの方は思い浮かべられることでしょう。 しかし、宇宿一丁目の電停を走っている市電は、写真でもお分かりのように専用軌道を走っています。いや、正確に言いますと、天文館通の電停から谷山行きの一系統の市電は涙橋の電停辺りから終点の谷山の電停まで専用軌道を走っており、一般車両と一緒に信号待ちをすることなく電停間をゴーッと突っ走ります。ですから、まるで新幹線に乗っているような気分です、というのはかなりオーバーな表現ですが、天文館辺りをトコトコ走っているスピードとは体感が随分違うことは確かです。