講習会「俳句ことはじめ」第三回
講習会「俳句ことはじめ」第三回
今日午前中にかごしま近代文学館で「俳句ことはじめ」の講習会三回目があり、俳句の表現には関する六つの重要点について講義がありました。以下にその六つの重要点を列挙しておきます。
一.リズムを整える(字余り、字足らずを作らない)
二.抽象的に説明しないで具体的に映像化する
三.作り手の心情は直接表現しないで読み手に想像させる。
四.くり返しやむだな言葉を省く
五.係り受けや切れ目に気をつけて分かりやすく表現する
六.感動のある俳句を詠む
今朝の講義開始前に講師の丸山先生に拙句六首をお見せしたところ、以下の四首はOKをもらいました。
冬の川片脚立ちの白き鷺
冬の朝校長子らにハイタッチ
刈り取りし薮の万両みどり赤
墓石群そのまた向こう山眠る
特に最後の二首の俳句は、万両の葉の緑と実の赤さに対する鮮やかな印象や初句の墓と結句の眠るとが連携しているところを評価してもらいました。