山南飛龍の徒然日記

龍馬と加尾の話に見せかけて、実は半平太の回でした。

【今回の流れ】
・江戸での剣術修行を終え、千葉定吉から目録を授かる龍馬
　土佐へ戻った龍馬は加尾に求婚し、夫婦の約束をするふたり
・幕府とアメリカの通商条約締結に、憤りを募らせる半平太
・弥太郎は吉田東洋の目に止まり、長崎へ派遣されることに
・藩政改革で役職を失った柴田と手を組み、吉田東洋の排除を目論む半平太
　朝廷の攘夷派・三条実美の動向を探る為に、加尾を隠密にしようと画策
　加尾は断るも、収二郎が腹を切ると説得し、泣く泣く京へ行く事に
・やっと成就したかに思えた龍馬と加尾の恋は、こうして引き裂かれた

【感想】
龍馬と加尾の恋に目を奪われそうにもなりますが、半平太の苦悩も色濃く描かれていましたね。
自分から柴田に近づき、加尾を隠密として京へ送ることを了としたにも関わらず、龍馬と加尾の想いに心を動かされ、迷いを感じる半平太。
分身が登場したのには驚きましたが、そうまでして苦悩する姿は前回の視聴者に解釈を委ねる作りとは違い、今回は分かりやすい手法を用いたことは別の意味でも印象的でした。
途中、半平太が妻の富を気遣う仲の良い描写があったのも、引き裂かれる龍馬と加尾との対比だったのでしょう。
また、半平太に注目するなら、以蔵との場面も面白かったですね。
仲間との打ち合わせをする場面で、ひとり外される以蔵。
以蔵を気遣いつつ難しい話は分からないだろうと外の見張りをさせる半平太と、自分も話に加わりたいのに認めて貰えない以蔵のムッとした表情が、このふたりの関係性をよく表しているようでした。
そういった意味では、今回は半平太に注目して観ると、色々と見所があったように思います。
龍馬と加尾の関係性については、正直これまでの描写が弱いのでそれほど感情移入は出来ませんでしたが、このあたりは好き好きかもしれません。
・・・と、お茶を濁したりしてみます（笑）
次回は物語も大きく動きそうですし、どのようになるのか楽しみですね。


【送料無料】北辰一刀流の達人でもあった坂本龍馬【竜馬伝】坂本龍馬愛用 【模造刀】坂本龍馬 海援隊


【2010年3月6日発売予定】坂本龍馬　木札ストラップ(10種アソート)セット【エポック】