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       やまんばの家(^J^)・・・ 旅の途中で

やまんばの家(^J^)・・・ 旅の途中で

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2013.07.29
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IMG_0130.JPG らいてうの家

 

訪れたのは、2ヶ月も前の5月25日。

先ごろ見つかった「青鞜」の原本(50冊)の展示が5月27日までということで、

会期中最後の土曜日、仲間4人で菅平高原へ。

 

IMG_0128.JPG             わらび

 

たまたまその日は「らいてう忌」の翌日で、

東京から米田佐代子館長もみえていて話を伺うことができた。

図書閲覧室に掛かっていた、「若いツバメ」の由来となった年下の画家

奥村博史の絵がとてもよかった。

 

IMG_0134.JPG

 

偶然はもう一つ重なり、

らいてうの生涯を語る企画を持つグループと一緒になった。

思いがけず、美しいステンドグラスのホールで、

急仕立ての語りと音楽のひとときを過ごす。

 

IMG_0141.JPG              斎藤隆介「花さき山」

 

その後、図書館でらいてう関係の本を数冊借り出す。

「平塚らいてう自伝」を読むと、

らいてうの思想と実践の根っこには、

禅における「見性」が息づいているということがわかった。

 らいてうが「手かざし」で病を癒したとことを聞いていたが、

それも肯ける。

 

IMG_0136.JPG 原本

 

奥村博史が60代後半に書いた詩からは、

しみじみとした夫婦の関係性がしのばれる。

 

黒いといってもブリュネットの妻の髪

二人が結婚した頃はシルクのように

やわらかかった妻の髪

同棲五十年近い今は

あらまし輝く白髪となって

一層ぬめのやうなるやわらかさを加へて

何にたとえやうもない手ざわり

わたしは日にいくたび妻のこの髪に手をふれてなでることだろう

妻の髪をなでるたびにおのれの心はなごみ

妻もやさしいまなこをわたしに向ける

妻よ、おたがいになんとしても

せめてもう十年を一層よく生きやうよ

その頃にはほんたうに

世界に平和がもたらされるだらうか

 

「もう十年」という彼の願いは叶わず、七十三才で亡くなった。

没後五十年になろうとする今、世界の平和は。。

 

IMG_0149.JPG






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Last updated  2013.07.29 15:37:25
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