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カテゴリ:からだ・ウォーキング
今日の目的地は姨捨。 姨捨伝説は、棄老伝説が有名だが もうひとつ、木花咲耶姫にまつわる伝説も言い伝えられている。
姨岩うばいわ (さざれ石)
古くは古今和歌集にも詠まれる月の名所である。
わがこころ慰めかねつさらしなや 姨捨山に照る月を見て」(詠み人知らず)
姥岩から望む 「鏡台山」
中秋の名月はちょうど正面の山のくぼみから昇り、 満月が鏡に、山が鏡台に見えるのでその名がある。
芭蕉も、中秋の名月(旧暦8月15日)を見ようとこの歌枕を訪ねている。 その旅をつづったのが「更科紀行」。 奥の細道の旅に出るのは翌年のこと。
「面影塚」
おもかかげや 姨ひとりなく 月の友 芭蕉
姨捨駅
この駅舎は大正時代に建てられたものが保全されていて、 破風の窓が亀の形をしている。 ボランティアガイドをしている仲間の一人が、 下から見上げると駅舎が鶴に見えるので、 ファンも多いと教えてくれた。
この後もう少し登って、 姨捨サービスエリアに立ち寄る。
善光寺平を望む
帰りは、姨捨の棚田の間をぬうように下る。 まだ日差しはきびしく暑かったけれど、 風はすでに秋のもの。 女郎花、水引、秋海棠、秋明菊、ホトトギス等々の花々が 朝露にぬれる姿もまた 確かな秋の到来を告げていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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