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カテゴリ:沖縄
雪の予報が出る中、一人で試写会に出かけた。
上映の数日前に知り、数人に声を掛けたのだけれど、 師走の中旬のこと、皆予定が詰まっていて結局一人で行くことに。 米軍のヘリパッド建設に反対している高江地区のことは聞いていたし、 テレビの報道で観たこともあるけれど、実際のところをもう少し知りたかった。 琉球朝日放送制作、ドキュメンタリー関係の9つの賞を受賞している。 にも関わらず、日本本土の私たちのところには届かなかった情報ばかり。 何者かによって目隠しされている・・・としか思えない。 反対運動にもかかわらず、高江にヘリパッドは完成し、 現在はオスプレイの訓練が行われている。 授業中の子どもたちにお構いなくヘリの騒音が響く。 夜間訓練が行われる。 1960年代、高江には「ベトナム村」と呼ばれる訓練場があった。 ゲリラ戦を模しての訓練が行われ、高江の住民が度々ベトナム人の役をさせられていたという。 今また、形を変えて高江の人々はヘリの訓練の仮想の「標的」とされている。。 「SLAP裁判」という言葉も初めて知った。 国策に反対するとして、国は高江の住民を訴えたのだ。 (被告住民の中には小学生の女の子の名前も) 力のある団体が、声を上げた個人を訴える弾圧・恫喝目的の裁判を アメリカではSLAPP(strategic Lawsuit Ageinst Public Parteicipation) 裁判と呼び、多くの州で禁じられている。 反対運動を繰り広げる沖縄の人たち、それを取り締まる沖縄の警官。 同じうちなんちゅうが国策によって分断されている。 取材中の記者も同様に排除されていく。 報道の自由、知る権利など、無残に踏みにじられている現実。 他所の国で日本人の記者やカメラマンがこんな扱いを受けたら、 きっと大手のジャーナリズムは黙っていまい。 豊かな自然の中でのびのび遊ぶ子どもたちの笑顔が眩しい。 どんな過酷な状況であれ、そこを生き抜く人の魂の温かさたくましさ。 さて、これを見てやまんばのできることは。。 考えている。 「標的の村」公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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