雑誌 歴史群像で米墨戦争を詳しく知る
定期的に雑誌 歴史群像を購入している。隔月刊で内容が多く未読のまま、かなり溜まっている。ようやく2013/10号を読み終えた。その中で紹介したいのは米墨戦争(べいぼく)でアメリカ初の外征戦争をメキシコと戦った。戦争とか条約の場合、日本は外国を漢字一字で表す。墨とはメキシコのことだ。独立後、西へ西へと膨張する米国は、有名なアラモの戦いを経て独立したテキサスを翌1846年に併合した。憤慨したメキシコは態度を硬化し、リオグランデ川の遭遇戦後の5/13に米国はメキシコに宣戦布告した。国内がまとまらないメキシコは、47年9月14日に首都メキシコシティーが陥落させられた。48年2月22日、グアダルーベ・イダルゴ条約により、戦争は終結、メキシコは金銭を得てアメリカは、カリフォルニア、ニューメキシコの領土を獲得、遂に太平洋に到達した。我が国との関係で言えばこの5年後、1853年に黒船来航を迎える。日米和親条約を結ぶが、米国は1861年に南北戦争に突入、日本への影響力を失う。この間に、仏、英などが幕府、薩摩などに影響力を及ぼす。記事を読んでいて、興味深かったのは米墨戦争で味方同士で戦った兵士が、南北戦争では敵味方の指揮官になっていることだ。ウィンフィールド・スコット将軍、ロバート・E・リー大尉などだ。また米墨戦争で英雄となった将軍は後の米大統領にもなっている。近くは、第2次大戦後のアイゼンハワー大統領も軍人だった。米国という国は、自由と民主主義を国是とするが、そのためには、今も昔も帝国主義的行動をとる。力の裏付けある民主主義ともいえよう。楽しんで頂けたならポチッとお願いします。人気ブログが見れます。