カテゴリ:登山
5:35 G会館を出発し、立山駅へ向かう。7:00発のケーブルカーに乗り、高原バスに揺られて室堂には8:00到着。警備隊に登山届を提出して建屋を出たら、克美さんにバッタリ。自然観察員で4日間入山されていたとのこと。8:24、我々3人は石畳を歩き出す。 8:54 地獄谷経由で雷鳥沢野営地。平地のキャンパーみたいな格好の人が多い。称名川を渉り、雷鳥沢の登りに取りかかる。軽装登山者、重装登山者が相前後してゆらゆらと登っていく。日差しは強い。風通しのよいところで休憩をとりながら登高する。 10:30 剱御前小舎。ここまでは日帰り登山者も含まれるので、大いににぎわう。水に浸かった缶ビールに心惹かれる。今日は取り付きまでなので、ゆっくり行っても充分間に合う。10:55出発。 11:24 剱沢の警備隊詰所に到着。野営場管理所の大学生から、カルピスをごちそうになる。警備隊に声を掛けたが、知った人はいなかった。11:39、剱沢小屋には寄らずに、雪渓目指して下降する。 右岸の道を下っていくとじきに雪渓が現れ、剱沢の流れが吸い込まれていく。チングルマが競うように咲き誇る。 剱沢雪渓を右に回り込んで行くと、今回目指す東面スラブの終了点、マイナーピークが現れる(上部中央右側のつくつくのピーク)。雪渓は硬く締まっていて歩きやすいが、滑りやすい。アイゼンを付けるほどではない。 長次郎谷の下流にある一の沢を通過する。 13:04 真砂沢ロッジに到着。目の前には二の沢の流れ。 ロッジの主人、佐伯成司さんにあいさつ。缶ビールをごちそうになりながら、東面スラブの状況をうかがう。今期は、警備隊の訓練以外誰も入っていないそうだ。だから沢の状態は分からないとのこと。ハシゴ谷乗越への道中から、東面スラブが見えるとのことで、荷物を置いて偵察することにする。 13:50~15:46 偵察行動。20分ほど急坂を詰めて樹木の隙間から、三の沢と東面スラブを眺める。東面スラブは、なかなかの高度感である。三の沢の末端はここからでは見えなかった。今日中に出来るだけ三の沢を詰める予定であったが、明日に回すことにする。 16:02 真砂沢の幕営地。三の沢は歩いてすぐなので、詰めてもここに泊まっても一緒という判断。まきに使う長さの揃ったダケカンバを支柱として、ツェルトを立てる。テントでなくても充分快適な一夜の宿となった。明るい時間に外で夕食をとり、チューハイでまどろむ。 18:24 就寝。ダウンジャケットと雨具を着込み、個人ツェルトにくるまれば、寒くはない。雪渓から吹き下ろす風が気持ちよい。夜中に空を見上げたら、星々がこぼれ落ちそうであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/08/26 03:55:06 PM
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