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カテゴリ:小説
B・L(参照の続編です。
誤字・脱字とうご発見いただいたら報告お願いします。 残りの半分は明日投降しま~す。 Bespir Life Second 2243年・・・ 約200年前、地球は天変地異に見舞われ大勢に人が地球から消えた事実があった。 そして、奇跡のようなことが起きていたのも事実だった。 当時、人口は約30億人にまで減少した。 そして、200年後のこの世界。 人口約40億人にまで戻りつつあった。 しかし、運命とは残酷なものだった・・・・。 地球温暖化による水位上昇。 冬には台風。夏には雪。 どんどん地球はおかしくなっていった。 そして、悲劇はまた起きた・・・・。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!! ドシャァァァン!!! 再び地は裂け溶岩が噴出する。 海は陸に水を押し寄せ、全てをさらっていく。 地は揺れて全てを破壊する。 世界は再び混沌に飲み込まれていった。 一つの農村が大洪水に見舞われた。 「きゃぁぁぁぁぁ!!!あなたぁぁぁぁ!!!!」女性は高波に飲み込まれながらも必至に叫んだ。 「ルミニアァァァァァァァァ!!!!!!!!!ミーアァァァァァァァ!!!!!!」男性は必至で女性の方に泳いでいきながら叫んだ。 その瞬間男性に波が襲い掛かり、男性はそこから姿を消した。 「お父さぁぁぁぁぁん!!!!!」少年は今にも波に流されそうな樹木にしがみ付きながら泣き叫んだ。 少年は声が枯れながらも叫び続けた。 グゴ・・・・・ 「あ・・・・・あぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」樹木は折れ、少年は濁流の中に姿を消した。 ビルすら流された。 その後、あの農村に生きた人が住んでいるのを誰も見たことがなかったのだ。 波は大切なものを皆さらって行ったのだった。 14年後・・・・ 2857年・・・・ 「うふ、やっと終わった・・・。」少年は汗をかきながら言った。 彼の名前はエルス・ロイ・ムルアート。14歳。 彼は生まれて間もないころに故郷の農村が大洪水に見舞われた。 親・兄弟・親戚一同が14年前の大洪水に飲み込まれ、彼は天涯孤独となった。 それ以来・・訳も分からぬ施設に入ったエルスは親がいないながらも何不自由成長していった。 「エルスさん、掃除が終わったのでしたらこっちのほうも手伝ってくださいな。」少女は荷物を持ちながら重そうに言った。 彼女の名前はリーア・ムルカ・フリエン。13歳。 彼女も同様、で大洪水の被害者で天涯孤独に身だ。 親のいない寂しさは二人を引き合わせたのであった。 「ああ、分かった、ちょっと待ってね。」エルスはリーア向かって言った。 荷物を片付けてハルスはリーアの元に行った。 「ありがとうございます。エルスさん。」笑顔でリーアに言った。 「いいさ・・・・。」エルスは言った。 大洪水があった以来、大きな災害はなかった。 ごくたまに地震が起きるくらいだった。 「リーア、そろそろお昼にしよう。」エルスはおなかを抱えるように言った。 「そうですね、お昼にしましょうか。」リーアはにっこりと笑いながら言った。 ゴゴゴゴゴゴゴ!!! 地面が大きく揺れた。地震だ。 「うわ!!?」ハルスは叫んだ。 「キャア!!」リーアは叫びながらその場に倒れこんだ。 「リーア!!大丈夫!!?」エルスはリーアに近づいた。 「だ、大丈夫ですぅ!!!」リーアはうずくまりながら言った。 バキ!!!ドガシャァァァ!!!! 地が裂けた。そして溶岩が噴出した。 溶岩は周りの民家をすぐさま巻き込んだ。民家には火がつく。炎は燃え上がり、隣の民家にへと燃え移った。 燃え盛る火は人々を恐怖へと陥れた。 「わぁぁぁぁぁ!!!!」男性は狂気叫んだ。 「きゃぁぁぁぁ!!!!」女性は血を見たかのように叫んだ。 家から家へ、次々と黒煙は増えていった。 エルスとリーアの住む施設にも火は燃え移った。 「キャァァァァ!!!」 幼い悲鳴は次々と増えていった。 そして、施設からは黒煙と真っ赤な炎が見えた・・・。 施設の子供たちは燃える施設をじっと見つめていた。やがて、泣く者が多くなった。 全体が街黒煙に包まれた。 全焼。街は完全に燃えつきた。 二人の運命の旅は今始まった。 「リーア・・・これから・・・・これからどうする・・・?」エルスは黒煙に包まれた街を眺めながら悲しい眼をして言った。 「どうするって・・・・・もうあそこには住めませんわ・・・・。」リーア困り果てた声で言った。 「そうだな・・・・。どうせ死ぬんだったら外の世界でも見に行こうか・・・。」エルスは呟いた。 「死ぬなんていわないでください!!死んじゃダメですわ!!!」リーアは形相を変えて叫んだ。 「ご・・・ごめんよ・・・。」エルスは小さな声で謝った。 「とりあえず・・・暖を取れるようなところを探しましょう。」リーアは辺りを見回しながら力を込めて言った。 「ああ、そうだね・・。」エルスはふてくされたようなような顔で言った。 夕暮れが近づき、二人は近くの村に徒歩で行き、冒険一日目が過ぎようとしていた。 「ありがとうございます。」エルスは頭を下げて、感謝の意を込めて言った。 「いえいえ、人として当然のことをしたまでですよ。」髭を生やした男性はニコニコしながら言った。 「本当にいいですの?」リーアは男性に疑問そうな顔をして言った。 「ああ、いいんだよ。此処はもともと物資支援センターなだから役目が果たせるんだよ。」男性は早い口調で言った。 「そうだったんですか・・・・・。」エルスは納得したようにうなずきながら言った。 「そうなんだよ。」男性はその顔を見ながら言った。 「ほら、子供はもう寝る時間だよ。」男性は二人をベットの方に案内しながら言った。 「はい。」エルスは苦笑いしながら言った。 翌日・・・・・ 「ん・・・・・・・ふぁあ・・・・・・・エルスさん・・・起きて下さいな・・・朝ですよ。」リーアはエルスの体をゆすった。 「・・・・。」無言でエルスは起き上がった。 「おはようございます。」リーアは爽やかな笑顔でエルスに言った。 「おはよう・・・。」眠そうな顔をしてエルスは言った。 「よく眠れたかな?」男性はにこっとしながら言った。 「あ、はい・・まだちょっと眠いですけど・・・。」エルスは眼を擦りながら苦笑いして男性に言った。 「ふふふ、ゆっくりするといいさ・・・残念なのはずっとここに君たちをいさせて上げられないのだがね・・・。」男性何か無念があるかのような顔で二人に言った。 「いいんです。僕たちは生きていけます。」エルスは元気に、そして満面な笑顔で言った。 「行きましょう。エルスさん。」リーアは悲しげな声で言った。 「そうだね・・・。さようなら・・・おじさん。」エルスは笑顔で、しかし今にも泣きそうなかすれた声で言った。 「待ってくれ、少しだけだが・・・・生きてくれよ・・。」男性はそういって、カバン一杯に詰まった食料と9000Dを二人に上げた。 「あ・・こ、こんなにいいんですか!!?悪いですって・・・。」エルスは眼に涙を浮かべながら、それでも涙をこらえながら言った。 「いいんだ。私の気持ちだよ受け取ってくれ。」男性は暖まるような声で言った。 「ありがとうございます。この恩は一生忘れませんわ。」リーアは深く頭を下げて言った。 「本当にありがとうございます。それじゃあ。」エルスも深く頭を下げて言った。 「さようなら・・・・気をつけるんだぞ・・・・。」男性は細い目で遠くを見るように言った。 「はい。気をつけますわ。」リーアは男性の方を見て言った。 二人はそう言って街を後にした。 太陽が二人を優しく照らした。 まだ朝焼けが残る朝の時だった。 昼になって日差しは 「次・・・どこにいく?」エルスは不安な顔をしてリーアに尋ねた。 「・・・・・そうでねぇ・・・・・あ・・・・・・バース・グラウンド・・・・バースグラウンドはどうでしょう!!?」リーアは閃いたかのように大声で言った。 「バ・・・・・・バース・グ・・・・ラウンド・・・。」エルスは小さな声で呟いた。 バース・グラウンド・・そこは地球で唯一災害が起こらない場所。 そこに行ったものは永遠の幸せ、人生をおくれると言う。 しかし、そこは幻の地と言われており、世界のどこにあるか分からなかったのだ。 二人はそこに最後の希望を委ねた。 「バース・グラウンド・・・・・その手があったか!!」笑いながらエルスは言った。 「そこに行きましょう!!そこで平和に暮らしましょう!!」リーアはエルスの手を握って言った。 「うん、そうしよう。そこで二人で暮らそう。」エルスは笑いながら言った。 「行きましょう。エルス!!」リーアは微笑を浮かべながらエルスに言った。 「ところで、バース・グラウンドってどこにあるんだい?」エルスは目を輝かせてリーアに尋ねた。 「あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・存じておりませんわ。」苦笑しながらリーアは言った。 「あははははっはは・・・・・・・・・おい!!」苦笑いしながら急にエルスは叫んだ。 昼過ぎの午後・・・・・・二人は砂漠の真ん中に立っていた。 感想お願いしま~す。 面白かったらクリッククリック♪(面白くなくてもお願いします。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 26, 2007 10:23:45 PM
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