多忙につき、穴埋めコンテンツですんまそん 6
痛い話が苦手である。「つまらない」とか「寒い」という意味での「痛い」話も苦手だが、それと同じぐらい、他人が怪我をしたときの体験談を聞くのが苦手である。[スケートペアのエキシビションの一こま。ただし、いやな予感が…] 筒井康隆のエッセイで、女性誌への執筆依頼を受けた筒井氏が、その編集者から受けた依頼の内容に驚いている一節を良く覚えている。 筒井氏は「女性の悪口を書いてください」と編集者に言われたのだという。筒井氏は、そんなことを書けば、読者の反感を買うと反論した。文章に目を通す読者の欠点を指摘するのだから、癪に障るはずだと思ったのである。 ここで編集者は「いえいえ、女性はそれを自分のことだと思いません。ああ、そういう人いるよね、と自分と違う誰かを思い浮かべるのです。だから心配ありません」と言ったのだそうだ。 私も筒井氏に同感なのだが、男性は、男性一般の悪口を読むと、自分に関しての指摘が含まれるように受け取って、自分を顧みるような傾向があると指摘している。その見方がジェンダーでそうも違うのか、と感心したのである。[傘を差しながらの自転車ってデンジャラスなのである] で、そうした「痛い話」や、それからスポーツなんかで選手が怪我をするシーンを見ると、思わずその箇所を自分でさすってしまうほど、私はその人物に感情移入して、「疑似体験」想像をしてしまうのである。 最近の例で言えば、ヤンキースの松井が左手首を骨折したシーンとか、いつぞやのオリンピック男子柔道の試合で、受身の腕が変な角度で畳に入ってしまって骨折してしまったシーンとか、おもわず、その患部が痛くなるような錯覚を覚えてしまった。 そんなことを言いながら、この文章を綴っているときですらそうである。うーん。[あれ、あれ、あれ…][うーん、やはり無理があったかも] …というわけで、今回は「痛い」画像の紹介であった。 貴方はこの画像を見て、「笑う」派? それとも「痛がる」派?