呉の観光(12)入船山記念館…その3
入船山記念館の見どころは、修復された「呉鎮守府長官官舎」です。太平洋戦争後、占領軍(呉は英連邦軍の占領下に置かれました)の司令長官官舎としても使われましたが、サンフランシスコ講和条約後、日本に返還され、その後国から呉市へ譲渡され、入船山記念館となりました。 旧呉鎮守府司令長官官舎を正面から撮影したものです。この建物は、正面の客間部分は洋室、奥の居住部分は和室になっています。近年、洋室部分の内装が修復され、大変美しくなりました。 洋室部分の写真です。自由に入れませんが、写真撮影はできます。この洋室部の壁紙は、「金唐紙(きんからがみ)」が貼られており、明治の技法を現代によみがえらせた、とても美しいものです。 奥の和室部分が、実際に居住した部分です。私の小さい頃、このような部屋があったような、なつかしさを感じます。 入船山記念館には、ほかに歴代の鎮守府長官の案内や、金唐紙の解説がありました。(つづく)【日本最大級の旅行サイト】楽天トラベル