呉、ときどき広島　（観光案内、その他いろいろ）　　

[地理・歴史] カテゴリの記事

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• 宮島の歴史

  宮島は太古の昔から崇拝の対象にされてきました。厳島神社は、社伝によりますと推古元年（593）に佐伯部(さえきべ)の有力者であった、佐伯鞍職(さえきくらもと)により現在の場所にご創建されたと伝えられています。 また、厳島神社は、平清盛の保護を受け、その時代に現在の姿に造営されたといわれています。その後も、その時代の勢力者に、厳島神社は保護され続けました。鎌倉、室町時代になると、参拝者が集まり、市も開かれたそうです。戦国時代、山口の大内氏を滅ばした陶晴賢と、吉田の地方豪族だった毛利元就が、宮島で戦い、毛利元就は陶晴賢を滅ぼします。この戦により、毛利氏の中国地方での覇権が決定的になりました。その後、豊臣秀吉が千畳閣の造営を命じましたが、秀吉の死亡により工事が中断しました。宮島には、このように古から長い歴史を刻んでいます。（つづく）

  2009.12.14

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  宮島の地理

  宮島は、広島湾の北西部に位置する島で、周囲が約３０キロあります。500メートル級の山々が連なり、その山々の荒々しい姿から、古くから信仰の地として特別な存在でした。現在でも、山々には原生林が広がっています。少し前までは、宮島は「宮島町」として単独の町でしたが、平成の大合併で、現在は廿日市市（はつかいちし）に編入されています。宮島の町は、宮島桟橋と厳島神社の間を中心に、島の北西部にわずかに広がるのみで、島の大部分は無人です。観光ガイドさんによると、島には信号機がないそうです。車は地元の方の生活用に、わずかに走っているのみです。厳島神社とその周辺の海・山は、世界遺産に登録されています。（つづく）お子様に、クリスマスプレゼントは決まりましたか？楽天市場でもおもちゃを扱っています。

  2009.12.08

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• 広島の歴史（6）1945年8月6日とその後

  1945年(昭和20年）8月6日朝、多くの広島市民は、前日夜からの空襲警報発令、解除の連続ガ続き眠っていなかったとされています。当日は建物疎開作業が予定され、多くの学生が作業場所に向かっていました。アメリカ軍は広島にまず偵察機を飛ばし、「原爆投下OK」の連絡を送りました。その後アメリカの爆撃機「エノラ・ゲイ」は、原子爆弾を広島に投下し、午前8時15分、原子爆弾は炸裂し、市内は一瞬にして死者であふれました。建物疎開作業などの屋外作業で集まった学生も、直撃を受け多くが亡くなりました。（原爆1個の投下により、1945年末までに亡くなられた方は、14万人と推計されています。救護活動もなかなか進まず、また街は爆風による崩壊、火災で廃墟になりました。第二次大戦後は、次第に復興が進み、現在では原爆の面影は街中からほとんど消え、原爆ドームや平和公園などの一部のみが「そのとき」を伝えています。（広島の歴史編は今回で終わりです。平和記念資料館の展示他を参考にしました。）広島・昭和20年8月6日 ＜完全版＞

  2009.11.21

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• 広島の歴史（４）　原爆投下まで…2

  広島：原爆投下を決定した人々第二次大戦中、アメリカ軍は、原爆投下地の候補都市を検討していました。原爆の効果を測定するため、一定基準以上である都市のいくつかが候補都市に選ばれました。「京都」「新潟」「長崎」「小倉」「広島」などの都市が候補に上がりました。この中で、原爆投下の第一目標都市に選ばれたのは、広島でした。選ばれた理由は、候補地の中で唯一、連合軍（アメリカ・イギリス軍など）の捕虜収容所がない、と連合軍側に信じられていたからだそうです。（平和記念資料館の展示による）アメリカ側から見れば、自国軍の兵士がいない、ということは人道的な配慮かもしれませんが、原爆を投下された都市から見れば、たまったものではありません。当時対立が表面化しつつあったソ連の対日参戦、そして本土上陸しての戦争では大きな犠牲を伴う、として、原爆投下の準備が進められていきました。（つづく）

  2009.11.21

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  広島の歴史（４）原爆投下まで…1

  少し広島の歴史から離れますが、原子爆弾は第二次世界大戦中、アメリカが開発した兵器です。原子爆弾は、開発当初から、日本を攻撃目標にすることが決定していました。（平和祈念資料館の解説による）ところで、NHKで「坂の上の雲」がTVドラマ化されると聞いて、司馬遼太郎氏の原作を読んでみました。その中に、ほんの1～2ページですが、原爆についてのコメントがあります。もし仮に、ヨーロッパのある国が、日本とまったく同じ軍事行動をとったとして、はたしてその国にアメリカは原爆を投下しただろうか？というものです。ナチス・ドイツはアメリカ・イギリスと敵対していましたが、地理的、民族的に近く、また歴史の交流もそれまで多くありました。互いによく知っている、だから原爆投下の目標から外れたのだと思います。一方日本は、地理的、民族的に遠く、歴史的にも交流はあまりまりません。明治維新後、西洋のマネをして台頭、軍事大国化し、アメリカ・イギリスと戦争している。そうした日本の姿を、アメリカ・イギリスは、不気味に感じていた。だから原爆投下目標にしたのではないか、といった考察でした。司馬遼太郎氏の考察にとても感心したのを覚えています。良かったら「坂の上の雲」をお勧めします。とても長い小説ですが、読み応えがあります。（ちなみに、広島とはあまり関係がありません）坂の上の雲（1）新装版坂の上の雲（2）新装版坂の上の雲（3）新装版坂の上の雲（4）新装版坂の上の雲（5）新装版坂の上の雲（6）新装版坂の上の雲（7）新装版坂の上の雲（8）新装版（つづく）

  2009.11.18

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• 広島の歴史（３）明治から太平洋戦争まで

  呉・江田島・広島戦争遺跡ガイドブック日清戦争後、広島は前線基地ではなくなりますが、陸軍の諸施設が集中し、陸軍の軍都として、兵站基地として発展していったそうです。たとえば、全国でも有数の缶詰工場が建設されたり、三菱重工の工場が建設されたりして、軍需物資の集積地・船舶の建造地でもあったそうです。広島を中心とした広島湾岸は、陸軍の広島、海軍の呉など、日本軍の一大拠点になっていきました。ところで、原爆により広島は多くを失いましたが、この地域の軍事基地は、形を変えて現在に至っているものもあります。呉は現在でも海上自衛隊の基地ですし、江田島には海上自衛隊の第一術科学校(旧海軍兵学校）があります。岩国(山口県ですが）には、アメリカ軍・航空自衛隊共用の航空基地があります。広島の郊外(広島市外ですが）には、アメリカ軍の弾薬庫もあります。広島の三菱重工の工場は現在まで操業を続けています。海上自衛隊は、給油活動や海賊対策などで国際貢献していますし、（実際に呉から護衛艦が出航しました）。岩国の基地はアメリカ軍の世界戦略の一端を担っているのだと思います。戦争・原爆という不幸な時代を経ずに、現在のような形になっていれば良かったのに、と思うしだいです。（つづく）

  2009.11.17

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• 広島の歴史（１）戦国時代～江戸時代

  広島県の歴史広島の町の始まりは、中国地方に勢力を拡大した戦国武将、毛利元就（もうりもとなり）の孫にあたる、毛利輝元（もうりてるもと）が、本拠地を吉田（現在の広島県安芸高田市）から、広島城を築城し、1591年に入城してから、ということです。毛利輝元は、関ヶ原の戦で、西軍の大将となっていたことから、徳川家康より防長２国(現在の山口県）に減封され、代わりに福島正則が広島城主となりました。しかし、城の無断改修を問われ、信濃川中島(長野県）に移封、代わりに広島城は、浅野家が治めることとなり、明治維新まで浅野家が広島の町を治めることになりました。（つづく）

  2009.11.14

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