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「自己主張訓練
assertion(assertiveness) training 対人不安や恐怖があり、自己否定的な認知のため自己表現ができないひとや、逆に自己主張が強すぎて相手を押さえ込んでしまうような言動をする人に、自分も相手も大切にする自己表現、対人関係の持ち方を訓練する技法。この訓練は、最初、行動療法の一環として神経症者に自己の感情を表現する方法を教えるという形で始められたが、1970年代に入り、アメリカにおける人種差別撤廃運動、女性解放運動の高まりと共に、非差別的役割を取らされ続けて来た人の人権回復と抑圧者の他者尊重の言動学習の方法として一般化された。現在では、行動療法、論理療法の考え方を統合し、human potential movement の一環として人間関係、面接試験、組織開発などにも活用され始めている。ポイントは、自己表現が不合理な考え方のためにできないのか、主張する場の適切な弁別ができていないのか、スキルの欠如によるのかを明確にして訓練することである。アサーション訓練、断行訓練と呼ぶ人もいる。(平木典子)」(p.225 国分康孝 編「カウンセリング辞典」 誠信書房版) 「2 アサーションとは ・・・あるアメリカの心理学者は、人間関係の持ち方には、大きく分けて三つのタイプがあると言っています。『第一は、自分のことだけ考えて、他者を踏みにじるやり方、第二は、自分よりも他者を常に優先し、自分のことを後回しにするやり方、第三は、第一と第二のやり方の黄金率ともいうべきもので、自分のことをまず考えるが、他者をも配慮するやり方』です。 アサーションとは、この三種類の対人関係の持ち方の仲では、第三のやり方をいいます。 ・・・・・・ a 非主張的自己表現 とは、自分の気持ちや考え、信念を表現しなかったり、しそこなったりすることで、自分から自分の言論の自由(人権)を踏みにじっているような言動をいいます。これには、自分の気持ちや考えを言わないだけではなく、あいまいな言い方をしたり、言い訳がましく言ったり、他人に無視されやすい消極的な態度や小さな声で言うことも含まれます。・・・・・・ b 攻撃的自己表現 とは、自分の考え、気持ちをはっきりと言うことで、自分の言論の字謬うを守り、自分の人権のために自ら立ちあがって、自己主張してはいるのですが、相手の言い分や気持ちを無視、または軽視して、結果的に、相手に自分を押し付ける言動をいいます。 したがって、それは、相手の犠牲の上に立った自己表現・自己主張であり、自分の言い分は通っても、相手の気持ちを害したり、不必要に支配したりすることになります。 ・・・・・・」(pp. 15-23 平木典子著「アサーション トレイニング」 日本・精神技術研究所版) 更に詳しく知りたい方は、上記の本をお読み下さいね。 では皆様、 Season’s Greetings! 楽天からのトナカイさんの贈り物、良いですねー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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