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カテゴリ:英語(力)
昨夜は、HPを辿っていらした方からの依頼で、お子さんたち(小学生)のための英語クラスの体験学習と説明会(と言ってもお二人だけですが)をしました。娘が担当しますが、彼女に他からのスケジュールが入ったら、私が代行する、という約束です。
娘は、小さい子供たちを指導するのは初めてですが、私が長いことやっていたラボ・パーティのメンバーだった為、子供たちと遊ぶのには慣れていますので、その経験を生かして上手に対応していました。教材などは私の補佐を得ながらでしたが・・・。 お子さんたちも楽しんで、お母さんも娘のバイリンガルな英語指導に満足なさったようです。 最近は、外国人だけによる、子供の英語教室が増えているようですが、実はこのやり方は英語学習が初心の日本人にとって、落とし穴があるのです。 日本語が定着した日本人にとって、訳の分からない英語だけでの指導は、分からない事があっても質問が出来ません。そうすると、誤解したまま覚えてしまうと言うことが結構ありますし、大切な事を聞き逃していいかげんな英語を身に着けてしまう、と言う事がよく起こります。 このことは、私たちがシカゴに駐在したときに、当時9歳の娘の英語学習の中でも起こりました。始めは、あちらの英語の先生にお願いしたのですが、娘自身が「質問したくても出来ない。」と言いましたので、あちらに何十年も住んでいる方に良い先生を紹介して頂きました。 その先生が、「アメリカ人だけに英語を習っている人には、中途半端な英語になっている人、特に文法面(文の構成など)がめちゃくちゃになっている人が多いです。そうすると高学年になってから行き詰まります。」と言われたのです。娘の例からもその通りだな、とおもいました。 その先生のやり方は、アメリカ人の優秀な高校生の家庭教師とご自分の日本語での説明を付けた教科学習の二本立てでした。お陰様で、子供たちの英語力は見る見る上がって、本当に助かりました。息子は高校3年生からの転入でしたが、1年後には高校を卒業できましたし、娘は中学のときは、全ての学科でAをとる程になって先生方に驚かれました。そして日本に帰国しても、英語だけは高得点を取れたのです。リスニングも発音も読み書きもアメリカ人と変わりなく出来るので、今は翻訳や通訳などの仕事もしています。 勿論そうなるには、娘の涙ぐましいほどの努力があったのですけれど・・・。でも、もしアメリカ人だけの先生に習っていたら、如何に努力しても、そこまではなれなかったと思うので、シカゴでの日本人の先生にはとても感謝しています。 こう書くと、娘自慢をしていると感じられる方もあるかもしれませんが、子供には日本語で説明出来ないアメリカ人だけの先生に英語を習うのには、落とし穴があるということをお伝えしたいのが本位ですので、お間違いのないようにお読みくださいね。 と言うわけで、オフィスでの始めての英語クラスが始まりそうです。久しぶりにお子さんと英語で遊んで、楽しかったラボの時代を思い出しました。やはり、子供と接するって良いですね。若々しいエネルギーを貰えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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