160598 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

発達と成長と幸せの心理学

発達と成長と幸せの心理学

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

フリーページ

プロフィール

スマイル・ケイ

スマイル・ケイ

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

ケアマネさんと契約 New! k-nanaさん

ドキュメンタリー New! にわとりのあたまさん

●尾崎友俐● ◇尾崎'友俐◇さん
うす味で、しかし出… かんこくひろばさん
さかなや本舗。 さこさん。さん
My wife is ... にわとりのあたまの裏さん
にわとりのくちばし にわとりのくちばしさん
三文小説 mizu-sinさん
まだまだ成長日記 riekokaz0510さん
さいだぁー館 さいだぁーさん

コメント新着

 大満足(^^)☆@ Re:臨床動作士に合格(11/15) おめでとうございます! 頑張られてい…
 oneaontanw@ oneaontanw Hello! Good Site! Thanks you! vpxqiiosu…
 iso_m@ 合格おめでとうございます! 合格、おめでとうございます☆! ほんとに…
 繁盛請負人ばんたかお@ Re:ストレスと燃え尽き症候群(09/12) ストレスと言うものの、重要性を教えてい…
 ym0914@ Re:忙しかった夏、そして学会参加(08/30) こんばんわ! お久しぶりです。 お忙し…

日記/記事の投稿

2005年07月05日
XML
カテゴリ:発達障害
それでは先ず、C君にリスニング療法を実施するに至った過程を書きますね。

このお子さん(仮にC君とします)は、お医者さんに「広汎性発達障害」と診断されていました。ご両親は、少しでも改善出来るものはないかと探されてインターネット上で、私のサイトを発見されたそうです。

「広汎性発達障害」という障害名は、簡単に言えば、知的障害は無いか有っても軽いけど自閉症を含むコミュニケイション能力に障害がある方に付けられます。
例えばアスペルガー症候群や高機能自閉症などもここに入ります(粗い説明ですが、詳しく知りたい方は、インターネット上に様々な情報がありますので、そちらをご覧下さい)。

C君はとても可愛いお子さんで、お話しも出来ますし、私にも直ぐになついてくれましたが、アセスメントの結果では、私が今まで扱った方々より重度と出ましたので、カナダのリスニング・センターのスーパーバイザーにリスニング・フィットネス・プログラムのクライアントとしても良いかどうかを訊く必要がありました。

そこでご両親には、「LiFTプログラムではスーパーバイザーから受けてはいけないと言われる恐れがあります。」と申し上げました。

そしてご両親が「何故ですか?」と訊かれた時、「私が特殊教育の専門家ではない上、LiFTの経験も未だ3年目で浅いので、軽度の自閉症の方なら今までもスーパーバイザーと相談の上、お受けした経験がありますが、重度の方には未だ早いと言われているのです。

特に、好転反応が出て、一見今までにせっかく改善されていたものが再度現れることがあり、今まで以上に悪くなった様に見える事があります。そんな時、親御さんが困られたり、対応出来なかったりします。

また、好転反応は、一人一人違いますし、出ることも出ないこともありますが、重度の方の場合、私にもどういう好転反応が出るのか分からない所があるので、直ぐに対応出来ないことがあります。そうして私に不信感を抱かれて、このプログラムを途中で止めてしまわれる事がありますと、反って申し訳ない結果になることがあります。今までもそういう方がありましたので、私もスーパーバイザーの反対を押し切っては、LiFTプログラムを適用できないのです。

でも、臨床動作法だけでも、時間は掛かりますが、軽度発達障害が改善した事例もあります。スーパーバイザーの許可がない場合は、臨床動作法だけでなら私の判断でお受け出来ますので、臨床動作法を試されたら如何でしょう?」
と正直に申し上げました。

最初、ご両親は、「少し相談させて下さい。」とおっしゃって、二人で相談されたました。

その後、「先生が特殊教育の専門家でなくても、自閉症でのLiFTプログラムの経験が浅くても構いません。好転反応も受け入れます。結果改善されなくても、私達は、兎に角Cの為に出来ることは何でもしてやりたいのです。Cの為というより、何かした、という親としての気持ちの為かもしれません。

Cが重度として、先生の初めての事例になっても構いません。兎に角、試させて下さい。私達の気持ちをリスニング・センターに伝えて貰えませんか?」と熱心におっしゃり、その熱意に私の方がほだされて、実は、このスーパーバイザーは、とても厳しいのですが「スーパーバイザーを何とか口説いてみよう。」という気になりました。

そしてその後、C君と動作法を試してみましたところ、ちゃんと私が言った通りに出来るではありませんか!そこで私も、好転反応が起きた時のフォローに自信が出て、本来持っている筈の彼の能力強化と成長を支援することに、すっかり乗り気になりました。

それからスーパーバイザーを口説く為に、綿密なアセスメント用の3種類の書類作成と、臨床動作法で好転反応を少なく出来る事等の口説き文句を英語で書くのに1月以上係りました。

「時間が掛かり過ぎ!」って声が聞こえそうですね。でも仕事や研修、学会出席などの合間に英語で、アセスメントの仕方や英文の書き方に厳しい彼女に口説き文句を書こうとすると考える時間と書いた後のチェック(何回も書き換えました)も含めてこれ位時間が掛かるのです。(いや、頭の整理の出来不出来の問題かな・・・。)

(でもお陰で、後になって、スーパーバイザーから初めてアセスメント書類の出来の良さを誉められたのでした!)

そして、スーパーバイザーからの返事を待つこと、何とまた1ヶ月以上!
彼女のPCがおかしくなったのと、プロバイダーの調子も悪くなったのが続いた様です。

そしてカナダからOKの返事!!

嬉しくて、直ぐC君のお母さんに「OK」が出た事をお知らせしました。そんなにお待たせしたのに、その間、C君のご両親は気も悪くなさらずに、リスニング療法の開始をじっと待って下さっていたのです。ありがたいことですね。

そして・・・。リスニング療法の結果は、次回にC君のお母さんの感想という形で書きますね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年07月06日 01時20分34秒
コメント(0) | コメントを書く
[発達障害] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X