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テーマ:飲食業繁盛法(16)
カテゴリ:■「繁盛人」【接客】で 売上を上げる
私は暇な日よく言う。
それも独り言の様に言う。 別に予知能力がある訳でもないし、確信も無い。 でも、小さい声で言う。 『忙しくなる気がする…そんな予感がする』 そして それを横で聞いているバイトの子が 『何でなんですか?』って言うと 『カンよ!私のカンはよく外れるけどね… でも、この前○○君はまってさぁ~ (「はまる」とは予想外に忙しくなった事)大変だったの。 暇なつもりでいたからね。今日辺りまたヤバイかもよ。 でも、○○君は一回そんな目にあったで メチャメチャ急成長で普通の日が楽に思えるって言ってたよ!!』 これは、正直以下の事を伝えたい。 ■暇でも準備(心構え)しなさい ■準備万全にしたら「お客様が来て欲しい」って思うオーラが出る ■普段の日が楽に思える程の成長する事を自分も体験したいと思う ■忙しくなった時「良かった」暇な時「ガッカリする」を感じる を作っている会話。 帰り際、忙しかった時は 私は 『準備しておいて良かったね。 明日「楽」って感じるか楽しみじゃない?』って言う。 暇だとバイト君は『何か、ガッカリですね…』 私は『じゃぁ、お客さん増やそうか?』 バイト君『お客様いっぱい来てくれるといいですね』と言ってくれた。 正直、そんなバイト君の言葉に私は泣きそうだった。 そんなスタッフの心構えがオーラとなる。 そして、そんな事が体に染み付き「いつ満席になっても準備万端なスタッフ」となる。 そんな、彼らの頭には「満席でお客様が溢れる店内」が作られているから。 スタッフには、決して「暇な日に入れればラッキー」なんて思って欲しくない。 暇なら「今、暇なうちにコレ急いでやっておこう!」と逆に忙しくする そんなスタッフで居て欲しい。 私はオープン前に言っていた。 「暇でダラダラ従業員がカウンターに座って マンガ読んでる様な店には絶対したくないから・・・みっともない!!」と。 そう言う、良く言えば「アットホーム感」は一切いらない。 その行為自体が「繁盛店」への厚い壁になる。 誰が見ているとかそんな問題ではない。 かと言って、田舎は結構そんな光景多いんですよね。 ウチのオーナーは、恥ずかしながらそうだったんですよね・・・ でも、この一言で オーナーすらスイッチが入る。 それらしき「理由」を私は付けて言うんです・・・ 「今日は午後わりと暇だったから夜は爆発やでぇ~・・・」とか 「今日は、運動会やで帰りの夕方辺りは家族連れで急に食事かもよ・・・」 私の力の抜けた独り言は、みんなに火をつける。 決して、そんな時の私は力が入って「頑張るぞ~!!」ではない。 時に「気合」より「ささやき」がモチベーションを無理なく上げる。 ■私は知ってた訳じゃない・・・気付いたのは自分の体験。 夕方、黙ってお米を洗う母を見る。何升洗っているか見る。 その量が日々違う。この人は20年の経験から分かるらしい。 ビックリするほど「まかない分」しか残さない。 本物のカンらしい。異常に当たる。 私は最初の頃、お米を多く洗っていると焦ったのです。 「今日は忙しくなる…」と。 それを見逃して痛い目に合った事もある。 ここのところ忙しいのが通常になった為、事前にあんまり分からない。 何度もお米を炊くから… でも、本人に聞いてみた『何で分かるの?』 本人も分からなかったらしいが 『前の日のご飯をお客様に絶対出したくない』と 『ムダにもしたくない。農家の方に申し訳ない』に対する熱意。 そして、気候や温度や日程を総合して「ご飯モノ率」と「パスタ率」も なんとなく分かるそうだ。ここはホント、職人!!! そして「無言」の予告は 私の心構えや仕事スピードに大いに関わった。 それがある日、プラスに働く事を確信したのです。 お客様に「オマエは見てて気持ち良い仕事しとるなぁ」と言われ そんな方達もお客様を呼んでくれたのかも知れません。 ただの精神論ではなく、営業なのかも知れません。 どんな仕事においても、そうなんです。 逆に「心構えが出来ないスタッフ」は、たった一人でもマイナスを生む。 もれる事なく、浸透させれば繁盛へ真っ直ぐ向かっていけるのです。 そんな自分にも 仕事に対する「かったるさ」はサッパリ消えてなくなった。 自分も店もスタッフも。お客様にもプラスじゃないですか? 最初ちょっと嘘ツキですが、すぐに嘘ツキではなくなります。 そんな店は必ず忙しくなるから・・・ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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