リトル・プリンセス
書いた日と日付が同期しないことが多い私のブログであるが、これだけは今日書かなければいけない。今日4月8日は、18の若さで逝ってしまった、岡田有希子さんの命日である。テレビで見る彼女は、それはそれはかわいかった。カメラ目線でにっこり微笑まれたりなんかしたら、ドキッとしたものだ。時折ふっと見せるどことなしに不安げな顔とのギャップが(いい意味で)気になる子だった。はじけるような感じではなくて、しとやかでおっとりした感じ。雰囲気もどことなく上品だったっけ。最後の曲になった「くちびるNetwork」、暗かった「悲しい予感」、初めてのデートのことなのにマイナーコードだった「ファースト・デイト」、♪こーいしたーら だれだってー きれーいに なりたいー♪の「恋はじめまして」・・・・・思い出せばいろいろな歌があるが、彼女に一番似合っていた曲は「リトル・プリンセス」だと思う。内容としてはデートの歌なのだが、「ファースト・デイト」にあった不安な要素はなく、もうしあわせでしあわせで・・・・。おとぎの国へ連れてって、なんて言っちゃうのよ。これが。そのタイトルのように白いドレスで、♪わたしはー いつでもー あなただけのプリンセスよ♪と愛くるしく歌っていたのが忘れられない。いやあ、ほんと、よかったなあ。「リトル・プリンセス」から2年後の4月8日。あれは私が大学に入学した年だから、1986年。もう22年も前のことになる。その日は入学式だったか、オリエンテーションの日だったか。いつものようにサークルの部屋へ行くと、その話で持ちきり。そこではじめて、彼女の訃報を聞いた。朝から手首を切り、ガスで自殺を図る。発見され、病院へ搬送。検査ののち事務所へ。事務所から抜けだし投身自殺。そこまで彼女を追い込んだものは何だったのだろう。当時「峰岸徹に振られた説」が大きく報道されたが、それだけだろうか。今となっては謎だが、ただ彼女を冥福を祈るばかりだ。あれあれ・・・・?彼女享年18。私その年大学入学・・・・・・・・同い年だったんだ。ご冥福をお祈りいたします。