インド生活日記

今日は台風のような大雨のタミルナドゥです。。。

（雨降りが続いて、ろくに写真を撮ることができません。。。）


スワミのお友達がマハシバナーディを読みましたが、

奥様はどうやら不満があるようなのです。


スワミのお友達は基本的にみんな”アーティスト”

画家、小説家、ダンサー、ミュージシャン　などなど

その絵描きの奥様、自分の予言のどこが気に入らないのかと思ったら、

「もっと詩的な文章で書かれているのかと思ったわ！」　というのです。

彼女の母親がロシアで有名な詩人だったせいもあるのかもしれませんが。

ところで、

私は、旅行中にはできるだけ地元の人で流行っている食堂に行きます。

それが一番安心でおいしいからです。

この芸術家カップルと食事のときに困るのは、そういう庶民的なところに入れない人なのです。

「食事は食べ物があればいいってもんじゃないわ！　素敵な雰囲気がなくっちゃ。。。」

というから外国人向けに雰囲気があるところに行きましたが、

雰囲気はいいけれど、無理して外人向けに作られているその料理は味気ないし元気がないので

食事には雰囲気よりも食事内容、にこだわる派の動物的な私は　がっかりしてしまいました。



そしてマハシバナーディでも同じことが起こってしまいました。

芸術家は”美”を追求するので仕方がないのですけれど

スタイル　や　美　を見るあまり、本質を忘れてしまっては元も子もない。。。


何千年も前に書かれた自分の予言の葉を見つけたときには、感動を隠せなかった彼女が

いつものクセで、美を期待してしまったために　その内容に関心がなくなるというのは一体どうなってるの？


まあ、あまりに実用的過ぎて　なりふり構わず　っていうのもどうかと思いますけれどー

状況を理解して　エッセンスを感じることを忘れないことはとても大事ではないかと。

実は去年、スワミと一緒に来た小説家のカップルも、同じ事態になったのでー

私的には　「ああ、まただよ～」　という感じですが。。　

芸術作品のような訳を書き起こせる学者や詩人に翻訳を頼めるわけではないからー

というより、こうして一般にも分かりやすい言葉に消化してもらわないと私たちには理解できないはずなのですけれど。

それに、何より、自分のためにならない　こだわり　には気をつけたらいいのになー

と私は思います。

普段はとてもいい人なのですけれど。ちょっと魔女風で素敵。

私は、反対に実用的になりすぎない様見習わせてもらわないといけませんね☆

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