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2006年02月25日
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カテゴリ:BOOK REVIEW
ぼくんち(全)

西原理恵子という名前だけは知っており、いつか彼女の作品を読んでみたいと思っていた。今日読んだのは、文藝春秋漫画賞受賞の「ぼくんち」。今まで彼女が描いた作品の中で最も高い評価を受けている。非常にシンプルな絵で、ところどころ感情移入ができる素晴らしい作品で興味があれば読んでほしい。ただし、言葉の表現や登場人物の行動に関する点で賛否両論、分かれる。

山と海しかない静かな町。はしに行くほど貧しくなり、一番はじっこが「ぼくんち」。母は家出。姉、一太(兄)、二太(主人公)は血がつながっていない兄弟。ある日、家から追い出され、いつか「ぼくんち」を取り戻し再度、兄弟3人で生活したいと夢見る。

複雑な家庭事情を持つ人々が各々のドラマを持って登場。貧乏生活の中における愛や苦労、怒り、笑い、夢、幸せの存在をインパクトのある表現や描写が十分に伝えてくれる。普通の生活をしたいだけなのだが、現実は厳しくラストシーンは泣ける。

本作品は映画化されているが、残念ながらあまり見たいと思わない。シンプルな絵で表現される主人公の純粋さとかわいさが、作品の完成度を高めているように感じるから。金銭的には貧しくも愛情的には裕福な家庭を描く、あったかいマンガ。繰り返し読みたい。





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最終更新日  2006年02月25日 21時02分21秒
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