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071:次元 五十嵐きよみ 2005年07月02日 (土) 23時20分
淋しさはべつの次元の問題で生きていくしかないし、生きてる 久しぶりにもらった友人のメールで、体調の悪いことを知り心配になりました。 夏は嫌いではないけれど、昨年の今頃幼なじみを突然亡くしてから、暑さを寂しく感じるときがあるようになってしまった。 ああ、そうだよね、そういうことだよね、わかるなあ、と心惹かれた歌。 作者が五十嵐さんだったのに少し驚く。あまりなかったような直球で、すとんとやってきた。見えないところできゅっと歯をくいしばっているのを、偶然鏡越しに見かけてしまったような気持ち。 五十嵐さんの普段と違うカラーの一首が、ふと萎えそうになったこの夏の暑さに、水を振りかけてくれました。 自分の現在にぴたりと合った一首。 013:焦 百田きりん 2005年05月26日 (木) 23時06分 たくさんの正しいことに囲まれてカラメルを焦がしすぎたのかしら 百田きりんさんの歌、いいと思います。いいという簡単な言葉で申し訳ないのだけれど、あまりごちゃごちゃいうよりも、匂いが好きだ、このかたの歌の。 自分の過去が鮮やかに見えた一首。 未来のことはあまり考えない主義。暑いしね。 007:発見 うつくしくほこり積れる古書店に岩波新書の『ゼロの発見』 008:鞄 すれ違ふ学生鞄に揺れてゐるくまのプーさん きみも頑張れ 009:眠 雨ですと告げたきひともおそらくは相聞のそとに眠りたるころ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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