Walkin in the moonlight
12時まで液晶LEDの動画広告がらんらんと輝くこの街は、どう考えても東京より光害がひどい。いや、公害じゃなくて、光害。ありとあらゆるものが照らされ、場所によっては昼間のような明かりです。もちろん路地裏に行くとそこはかなり暗くて、追い剥ぎや通り魔が突然出てきてもおかしくないようなところではあるのですが、それでも深夜に女の子が短パンで歩いていても全然問題ないような治安なんですよね。しかし、ターミナル駅周辺は独特の雰囲気が漂っています。日本のターミナル駅でもそうなのかもしれないけれど、こちらのターミナル駅でも野生のおじさんが駅の外で眠っています。出口のあたりに一人ずつ。深夜は駅も閉めてしまうっぽいので、外に。この時期、まだ暑いのだけれどみんなよく寝ているよなぁ・・・。驚くのはよく見ると女性だったり、車椅子の人がいること。車椅子もただの車椅子じゃなくて、電動車椅子。そんなの乗れるのだったらもっといい暮らしができるのではないかと思うのだけれど、地下鉄の物売りでも見かけたことがあるので、多分支給品か何かなのだろう。そんな感じの駅周辺。日本でも有りがちな、よくわからない物が入っている復路をたくさん抱えて眠る人もいる。あ、あっちでは職質してる。言葉がわからないから退散しよう。そんな深夜の、本当に深夜の駅の周辺。ふと見上げると、オリオン座が見えた。あぁ、こっちでも見えるんだ・・・・。深夜にならないとなかなか見られない星空。でも日本でも見られたものと同じ星空が見えたことに少し感動しました。そういえば、こっちって南十字星見られるはずなんだよな・・・・。今度頑張って見に行ってみようか・・・。でもそれより先に望遠鏡調達したいなぁ・・・・。