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さあ、帰ってきたものは、しょうがない!
行くぞ、吉田ナゴヤの「家族愛2006」シリーズ! 今日のイベントは「おばあちゃんと墓参り」! ドンドンドンドン、パフパフ~♪ 誰だ「ショボい」っていう奴は!? いいの! こういうのなの、家族って!! ウチの母方のお墓は、奈良と大阪の境目の山にあります。 ママン運転の車で生駒山を出て、JR四条畷の駅でおばあちゃんをピックアップ。 お墓を目指します。 こういうところってのは、どこもこうなんでしょうかね。 お墓までの道は、かなりの登りで、当然ワタクシは、 「おいおい、登るったらないよ?」 「あぁりがぁたいなぁぁ」 などと、スッカリ「水曜どうでしょう」の「四国八十八箇所」みたいになっています。 実際、テレビで見たのとそっくりな道でしたよ。 このお墓には、ワタクシが小学校に上がる直前に亡くなったジイサンがいるのです。 日頃はおばあちゃんの家に行ったときに、仏壇にご挨拶ってことで勘弁してもらっていまして、お墓まで来たのは10年ぶりくらいです。 周りの景色なんかが全然変わっていなくて、懐かしい気持ちが沸いてきました。 ワタクシ、夏の真昼間の人気ない墓地というのが結構好きで、東京では谷中霊園なんか、ぶらっと入り込んだりします。 あの、真四角な墓石が、静かに整然と並んでいるのを見ていると、何となく現実離れした気分になって、 「もしかしたら、この地球には、もう自分以外人間がいないんじゃないか」 なんてバカなことを、ふと考えてしまうのです。 さて、このお墓に久しぶりに来てみたかった理由のひとつは、ここからの眺望です。 大阪平野を一望ですよ。どうだ! 秋晴れの一日。 小学校で運動会をやっているらしく、楽しげな音楽と人々の声が、遠く聴こえてきます。 墓石にタップリ水をかけて、よく磨いて、きれいになったところで、線香に火をつけます。 なかなかねぇ、生意気盛りの頃は、 「バカくせぇ」 なんて言って、お墓なんか来なかったもんですが、なんか、こうして来てみるとなんだか心が落ち着くのです。 ワタクシも、もう年だってことでしょうかね・・・? お墓を後にして、おばあちゃんの家に向かいます。 ところで、ママンのような全くの方向音痴の人が、こうして車を運転できるのは、ホントにカーナビのおかげなのですが、お墓からという慣れないルートですので、今日のカーナビさんは、あまりワタクシ達が通ったことのない道を見つけ出してきました。 せっかくなので、その指示に従ってみることにします。 よく知っているつもりの大阪でも、ちょっと2、3本違う通りを行くだけでこんなに、ってくらい新鮮な感覚でした。 もっとも、ワタクシなんか今ではもう、東京の方が土地勘があるのかもしれません。 大阪の街の中でも、大学時代くらいしか縁がなかった天王寺の近くを走ります。 と、突然、おばあちゃんが 「あ、一心寺さんや! 参ろうかな・・・」 と言い出して、車を止めます。 天王寺公園の広い緑地の端っこにあるこのお寺は、建物がとにかく立派。 そして、納骨された骨で、10年に1体くらい出来るという「お骨佛」で有名です。 いちばん新しいお骨佛は、平成9年に開眼されたとのこと。 本堂には、それを真ん中に、ずらりとお骨佛が並んでいました。 ありがたいけど、ちょっと不気味。 天王寺に程近いということで、お寺からは、通天閣がドーンと見えます。 通天閣の見え方としては、なかなか変わったアングルだったのですが・・・写真を撮るのを忘れてました・・・。 タワーファンのワタクシ、通天閣さんも大好きでして、よく登ったもんです。 1週間で東京タワーと通天閣に登ったという珍しい記録も! 何年前だったか、ぺっかぺかの銀色に塗装しなおされて、なんだかサイバーでテクノな感じに生まれ変わった通天閣ですが、ホントは昔の、エレベーターに乗る前に卓球台があったり、古本を売ってるスペースがあったりしたような、テキトーさが好きだったんですけどね・・・。 そのうち、また登りたいもんです。 懐かしの天王寺近辺に心癒され、おばあちゃんも一心寺さんに参ることが出来て大満足。 じゃあ、ゴハン食べに行こうってことに。 ママン「おばあちゃんの好きなものでいいよ? 何がいい? 回転寿司?」 ワタクシ「何で回転寿司やねん!?」 おばあちゃん「うん。回転寿司がいい」 ワ「ええのんかい!!」 マ「おばあちゃん、回転寿司好きやねんで! お寿司が流れてくるのが楽しいんやもんね?」 ば「そやねんそやねん」 ワ「・・・」 聞けば、前回ママンとおばあちゃんとでお墓に来たときも、帰りに回転寿司を見つけて、特にお腹も空いてないのにどうしても入りたくなって、一皿ずつ食べて¥200払って帰ってきたのだそうです。 お店がかわいそうやから、やめたれよなー、そういうことは。 ファミリーレストランみたいな、何の変哲もない回転寿司屋に入ります。 プリンとかメロンも一緒に回ってくるようなお店ですね。 で、おばあちゃんが、さぞかし大喜びだろうと見ていると、なんだかさっきから、タコとイカしか食べてません。 ワ「おばあちゃん、他のは食べへんの?」 ば「うん。おばあちゃん、これが好きやねん」 マ「いっつもそうやねん。タコとイカだけでええねん」 ワ「・・・」 さすが、子供みたいなママンに、 「ホンマ、子供みたいなとこあるから」 と言われるおばあちゃんです。 それにしても、生タコを取った後に、わざわざ普通のタコの皿も取ったおばあちゃんには、笑いました。 結局、おばあちゃん、タコとイカだけで終了。 ホンマに回転寿司が好きなんやろうか!? ・・・いやぁ、ホントに、何かが起こるってこともなく、ただただのんべんだらりと過ごしているだけなのですが、なんか楽しかったのでした。 こういうのが、家族、ってことでいいね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月12日 22時07分59秒
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