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ワタクシと高倉仮面の、週末恒例「テレビ見ながら長電話」。
最近は金曜夜の「タモリ倶楽部」からスタートすることが多いわけですが、先週のこの番組がポール・モーリアをテーマとしたものでした。 モーリアさん、今年亡くなってたんですね。 さて、高倉仮面という奴は、イージーリスニングに大変造詣が深いのです。 一方ワタクシはと言いますと、ま、ジャズファンを気取ってますが、その前の段階ではフュージョンファンでして、高校生の頃はスクェアさんだの松岡直也さんだのを大変愛していたのですね。 楽器の曲は好きなんです。 ポール・モーリアさんにつきましては、それよりももっと前。 例えば小学校の頃の掃除の時間とかの校内放送で聴いていたり、同じ頃習っていたエレクトーンの課題曲として馴染みがあったなんて思い出がありますねぇ。 つまり、ポール・モーリアについては、二人ともツボだったわけです。 大いに盛り上がって、楽しくテレビを見たのでした。 いいですよね! ポール・モーリア!! ・・・誰の同意もないのかもしれませんけど、断言しますよぉ。 「恋は水色」なんて中学校の音楽の時間とかでやったでしょう? 手品と言えばBGMは「オリーブの首飾り」ですよね? あと「涙のトッカータ」とか「シバの女王」「エーゲ海の真珠」なんてのは、アナタも聴けば「ああ、あれか!」って言うに違いない名曲ですよね? ・・・それから、ええっと、ええっと・・・。 あと、何がありましたっけ・・・? ・・・そのくらいしか知らないけど、とにかく小学校時代へのノスタルジイも含めて、なんだか盛り上がってしまったのです。 「ポールでもーりあがっちゃおう!」ってことで、早速CDを買いに行くことにしました。 音楽のジャンルで言えば、ポール・モーリアさんは「イージーリスニング」と言うことになります。 それにしても「イージーリスニング」・・・。 何もそこまで、ってくらい自虐的なジャンル名ですね・・・。 「えーえーえーえー、ま、音楽と言えば音楽ってことにはなるんですけれどもね、ええ。 ま、ま、ま、ジャズさんやクラシックさんみたいな立派な商売はしてませんので。 軽ーいお気持ちで、ひとつ。ま、何かやりながらの片手間にでも聴いていただければ・・・。 えーえー、決してお仕事の邪魔はしませんので・・・」 なんて、揉み手のひとつもしながら言い出しそうです。 よく、近所の西友とかジャスコなんかに行きますと、J-POPの最新ヒットをインストゥルメンタルにしたものが静かに流れているじゃないですか。 ワタクシ、あれがニガテなんです。 あれを聴いていると、気持ちが鬱になってくるんですよ。 「ああ、こんなどーでもいー音楽にも、それを演奏するプロがいるんだ・・・。 この人だって、東京に出て来た時は、自分の音楽で勝負するつもりだったに違いないのに・・・」 なんて思ってしまうのですよ。大きなお世話ですけどね! でも、場合によっては、それがポール・モーリアさんに置き換わったりもしますもんね。 ですけども、ポール・モーリアは「カッコいい」と思うわけです。 自分でも、どこに線引きがあるのか謎なんですけども。 で、さて、CDを買いに行くって言うから、 「またお得意の黒とピンクとか、赤と黄色の巨大CD店に行ったんだろ?」 なんて思われるかもしれませんけどね、こっちだってそう毎回ご期待には応えられないわけでして。 ポール・モーリアのCDを買いに行くのが似合うところというのは、そういうCD屋さんじゃありませんね。 ワタクシは、アキハバラ・デパートに行きました。 あそこの1階のところに、クラシックとか民俗音楽とか、綾小路きみまろのCDとかが売ってるワゴンがいるのです。 解ってもらえてますかねぇ、あの、なんだかオジサンがCDを買いそうなワゴン。 CDだけじゃなくて、今時カセットテープも売ってたりするような、あんな感じのワゴンですよ。 名曲「恋は水色」の大ヒットがなんと1968年ですもんね! ワタクシだって生まれてません! ポール・モーリアさんてのは、やはり今のオジサン、ヘタするとおじいさん達が青春だった頃の音楽なのですね。 で、ワタクシの読みどおりCDはあったのですが、「ポール・モーリア全集」みたいなCDが一枚だけ。 お値段も¥1600とお手頃ではあるものの、あのワゴンで売ってるCDってもっともっと安いものと思ってましたので、やや意外でした。 とりあえず保留。 次は中古CD屋さんに行ってみました。 渋谷の、ワタクシが勝手に「中古を買うなら!」と信頼している中古屋さんなのですが、とうとうポール・モーリアをただの一枚も見つけることはできませんでした。 何せ、イージーリスニングのコーナー自体がないのです。 さすが被差別ジャンルですね! グレン・ミラーのCDはジャズのコーナーにありました。 しかし、同じようなもんじゃねぇか、とワタクシがわめいても、ポール・モーリアは、ない。 ガッカリしまして、ついでに黒とピンクの巨大CD屋さんにも寄ってみました。 やはりジャズのコーナーにはグレン・ミラーはあるのに、ポール・モーリアはないのです。 確かにワタクシだって、ポール・モーリアはジャズか、と聞かれれば、違うと答えるでしょうけど、どうしてグレン・ミラーはあってポール・モーリアはないのか! 怒りながら「ジャズ/クラシック」の5Fを降りると、なぜか「サウンドトラック」の4Fの片隅にイージーリスニングのコーナーはありました。 さすが被差別・・・まぁいいや、見ましょう見ましょう。 すると、さすが巨大CD屋さん、何枚かCDがあるのです。 ま、だいたいが「決定版ポール・モーリア ベスト」みたいなタイトルでして、どれも選曲は似たようなものかと思ったんですが、たまたま見てみたCDには、ビートルズの「ヘイ・ジュード」とかが入っているんです。 これは、好みじゃないんですね。 例えば、女子十二楽坊さんなんかはスマップの「世界にひとつだけの花」を演奏したりしますが、なんかねぇ・・・。 やっぱり中国の民族楽器は中国の民俗音楽を鳴らすのが一番マッチすると思うわけなんです。 まぁ、それと似たような感じで、ポール・モーリアさんに「ヘイ・ジュード」は馴染みませんねぇ。 なんかお金がほしいだけの選曲に思えるんですなぁ。 そういう曲が入ってないCDを買いたいなぁ、ってことで、これもスルー。 で、今日は新宿へ行きまして、やはりCD屋さんを巡りまして、またもピンと来るものがなかったのです。 まぁ、仕方ないので、このうちどれかを買うことになるのかなぁ、なんて思いながら荻窪まで帰ってきまして、ふと思い立ってレンタルCDに寄ってみました。 普通、ワタクシの聴きたいCDってのは、レンタルでは全然置いてないものなのです。 だから、あまりレンタルって発想がなかったので、盲点になってましてね。 まぁまぁまぁ、ダメモトで、行くだけ行ってみましょうってことで。 ・・・そしたら。 あるじゃないですか! ポール・モーリア!! やった! でかした、レンタルさん!! 来てよかったね!! ゲラゲラ笑いながら、ただちにレンタルしまして、とっととアジトに帰って、早速聴いてみます。 さあ! ポールでもーりあがるぞお!! (1時間後) ・・・あのー・・・。 ・・・こういうこと言っちゃ、いけないかもしれませんけど・・・。 やっぱアレですね。 「恋は水色」「オリーブの首飾り」「涙のトッカータ」「シバの女王」「エーゲ海の真珠」は名曲。 うん、確かに名曲。カッコいい。 ・・・でも・・・。 それだけでよかった感じですかね・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月23日 02時24分02秒
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