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長かった年末年始の帰省をやっと終えまして、荻窪のアジトに戻ってきました。
ナゴヤ堂がお休みの間、Tシャツ界はさぞかし火が消えたようだったことでしょう。 さあ、もう大丈夫ですよ、ナゴヤ堂も明日からは活動再開です。 待たせたね! イマイチ、誰に言ってるんだか自分でも解りませんが、とにかく待たせたね! ナゴヤ堂が帰ってきたよ!! で、さて、今回東京に戻ってくるに当たって、「青春18きっぷ」を使ってみることにしました。 ワタクシってば、夜行バスは何度も乗ったくせに、18きっぷは使ったことなかったのですよ。 何か、いかにも「過酷!」って感じに思っていたのです。 しかし、今年の年明けに、妹とその子供2人が千葉県から奈良まで1日かけて18きっぷで移動してきたと聞いて、 「おいおい、無茶するなあ」 と思ったのですが、グッタリしてるかと思いきや、意外と子供たちも普通の様子でしたので、 「それほど過酷でもないの・・・?」 と考えてみたのでした。 18きっぷファンのパパンにも、 「ちょうど1回分余ってるから、やるわ。これで東京帰れ」 ってことで、きっぷをもらっちゃいました。 時刻表も調べてみました。 「そんなん言うても、どうせ早起きせなアカンのちゃいますの(←早起きがキライ。特に寒い時期は)?」 と思ってましたが、東京までくらいなら、別にそれほど急ぐこともないようです。 ほんなら、まあ、しゃあないな。一応、やったるわ、18きっぷの旅。 結局、なんだか「外堀を埋められる」ような格好になってしまって、いつしかワタクシも18きっぷで帰る気分になっていたのです。 あ、ところで「青春18きっぷ」って名前ですけど、その倍の年齢のワタクシでも使えますからね! と一応の注釈を。 それどころか3倍以上のパパンだって使ってます。 いやいや、当然みなさまもご承知とは思うのですが、たまぁに 「18歳とか、それに類する『青春』中の方しか使用できない」 と勘違いされてる方がいらっしゃいますので。 でも、これはね、「青春18きっぷ」のネーミングセンスが悪いとワタクシも思うのですよ。 「18」だの「青春」だの意味ないんですもん。 「鈍行乗り放題きっぷ」とかにした方がいいんじゃないんでしょうか? ま、厳密に言うと「鈍行」だけでもないんでしょうから、それも難しいんですかね。 ともかく! 1月某日、朝それでも早めに起きたワタクシは、帰省の荷物をでっかいキャリーバッグひとつに詰めて旅立ったのでした。 ○8:26 平城山 → 京都 「平城山」を「ならやま」と読むのがステキ。 実家からはわりと近いのですが、どマイナーな駅ですので、ワタクシが見た時刻表にも発車時刻が書いてません。 8:26は、隣の奈良駅を発車する時刻。 奈良の人間が京都に出る際は、まず黙って近鉄電車に乗るものです。 この辺りでJRに乗ること自体が久しぶりで、どんなボロい電車が来るのかと思っていると、結構近代的な車両が現れました。 で、意外に思いながらも、ボンヤリ乗ってしまいましたが、この列車は実は、すぐ近くの加茂までしか行かない快速電車。 いきなり隣の木津駅で乗り換える羽目に。 では、改めて。 ○8:33 木津 → 京都 ま、乗り直したのも、別に特にボロくはない、普通の電車でした。 向かい側に女子高生が座っていまして、京都近くの駅で降りて行きました。 高校って、こんな時間に通学するもんやっけ・・・? もう、ワタクシには思いだせません。 ○9:44 京都 → 米原 イキナリ京都から乗ろうと思っていた電車が、この日はないものだったようで、しばらくホームで待ちます。 ホーム間の移動も、エスカレーターなどが見つけられず、重いキャリーを必死で持ちながら階段を昇り降り。 やっと来た電車はなぜか5分遅れで、座席も空いていませんでした。 早くも散々です。 途中、南草津の駅からは、ガラリと空いて席も確保できました。 温泉がある草津は群馬県。ここは滋賀県の草津市ですので、全くの別物です。温泉ありません。 しかし、聞くところによると、この街には「草津温泉」という銭湯があるのだとか。 なんとなく、ここのご主人とは仲良くなれそうな気がします。 ○11:12 米原 → 大垣 米原駅は5℃でした・・・。寒い。 それにしても、この米原、とにかく駅がボロい!! 以前から、新幹線で通りすがる時に気になってたんですが、もう少しどうにかならないもんでしょうか! 新幹線の駅もありますし、北陸方面への乗換駅でもある交通の要所なんでしょう!? ホームは細っこいし、階段にもエスカレーターなんか当然なし。 ホームにうどん・そば・お弁当の屋台があるのですが、何の囲いもなし。 うどん食べるにも吹きっさらしですぜ。 待ち時間がしばらくあったものですから、余計寒々しさが堪えます。 やっと来た電車は、ホームとの高さ差がものすごいんです。 ホント、お願い。なんとかして、米原駅! さて、滋賀から岐阜の辺りは、新幹線でも雪で遅れが出ることが多い土地柄。 米原駅を出てすぐに、北の方に雪をかぶった大きな山が現れまして、周囲のお客さんが盛んに写真を撮っています。 何、なに? 何て山? 後で地図を見ますと、どうも伊吹山だったみたいですね。 ○11:55 大垣 → 豊橋 大垣駅のホームでもエスカレーターを見つけられず、 「わが国のバリアフリー化は、遅れとる!」 なんて心の中で嘆きつつキャリーを持って階段を昇ると、反対側から昇ってくる階段にエスカレーターがあったことが解りました。 ちくしょう。 豊橋へ向かう快速はすでにホームにいまして、トイレに行きたいのもガマンして電車に乗り込みました。 トイレが電車にありまして、ホッとしました。 途中、名古屋駅では、ホームにきしめんの屋台が。 昨年名古屋に来た時に、地元の人にきしめんの美味い店を聞きますと、 「新幹線名古屋駅のコンコース!」とのことだったのですが、ここだって同じJR、きっときしめんが美味いのでしょう。 しかし、今はモチロン食べてるヒマもなく、電車から歯軋りしつつ見つめるのみ。 代わりにママンが作ってくれた弁当を広げます。 この電車が、一応はボックス式の座席で本当によかったです。 おにぎり、ゆで玉子、野菜とベーコン炒め、ほうれんそう、かぼちゃの煮物。 お茶を買うヒマもありませんでしたので、飲み物なしです。 ノド乾いた・・・。 ずいぶん野菜中心のメニューでして、さすがにワタクシの病気のこととかを考えてくれてるのかなあと思いましたが、そこにママンからメールが。 「鶏のささみをお弁当に入れるはずだったけど、レンジでチンしたまま忘れてた! 今、それ食べた! 美味しかった!」 ・・・何やってんでしょうか、このヒトは・・・? ○13:27 豊橋 → 浜松 豊橋駅のエスカレーターは整備中。ええかげんにせい。 ま、でも、エレベーターがあったので、よかったよかった。 念願のお茶を買ったりしているうちに、またしても座れなくなってしまいました。 座席に座って、足を大きく投げ出して寝てる兄ちゃんがいました。 通路がかなり塞がれているのです。 キャリーを引きずりながらそこを通りまして、通り過ぎ際にわざとキャリーを兄ちゃんの足にちょこんとぶつけますと、目を覚ました兄ちゃんが足を引っ込めました。 よしよし、狙い通りだ。 豊橋の次の駅で席が空いて座ります。 浜名湖の中の島である弁天島駅には、大学卒業前にみんなで旅行に来たことがあります。 新幹線でも、ここを通る時は、当時泊まった宿などを探してしまいます。 ○14:03 浜松 → 富士 横に長い静岡県。 新幹線で走ってても、いつまで経っても静岡県が終わらずウンザリすることがあります。 「走っても走っても静岡県」と言うのは、山頭火・・・ではなくて、ワタクシの句。 そこを各駅停車で行こうと言うんですから、どうせウンザリすることは決まってますので、ワタクシはひたすら書き物をしていました。 ・・・ら、アレ? もう富士着いちゃうの? ○16:03 富士 → 熱海 何て言うんでしょう? 「青春18きっぷ」の旅なんてものは、もっとこう、ヘトヘトに疲れて、電車なんかウンザリして、 「いやぁ、こりゃあね、相当な鉄道マニアでないとやらないよ、そりゃ」 なんてものだと思っていたのですが、別にそうでもないのです。 かと言って、 「ふと電車が行き着いた名も知らぬ駅に、言いようのない旅のロマンを感じた私は、つい電車を降りて、フラリとあてもなく歩き始めていた。そして・・・」 みたいなこともない。 素。 ごく普通。 ただ単に「電車に乗っている」、それ以上でも以下でもない時間が、ただただ積み重なっていくのです。 沼津、三島という、一時期のワタクシに縁の深かった駅なども、チラッと見る程度。 ○16:51 熱海 → 東京 快速アクティーに駆け込みます。 時間帯からしても、もはやただの通勤通学電車。 偉大なる日常の風景がワタクシの目の前に広がっていまして、ワタクシのバカでっかいキャリーの方がむしろ異世界のものに見えます。 横浜だの川崎だの、東京も近い駅になってきちゃいますと、もう完全にダメ。 ただの電車移動ですな、こんなもんは。 えーと、こっちは奈良からこの調子で来てるんですけど・・・。 あのね、リアクション芸人として(!)、この「何にもない」ってのが、一番ヤバいんだよ! いいとこないなら、せめてヒドイ目に遭わせてくれなくちゃ! 「二度とやらないぞ、こんなこと!!」 って程でもないじゃんか! ワタクシが書き物に熱中してたってのもあるんでしょうけど、こんなだったら新幹線の名古屋─東京の方が、ウンザリするくらいじゃないかい? まぁ、だからって 「じゃあ、次も18きっぷで移動しなよ」 って言われると、それはそれでメンドクサイと思うかもしれませんけど・・・。 ○ 東京 → 荻窪 もう、時間も覚えてません。 ただの中央線快速。いつも乗ってる電車です。 結局、終始大したリアクションもとれず、素で帰って来ちゃいました。 荻窪駅のエレベーター設置工事はまだ続いてまして、階段がさらに狭くなってました。 結局、「長い休みを終えて、ようやく東京に帰ってきた!」という実感はどこにもなかったのですが、パソコンを立ち上げて、メールを受信した時に、やっと「長く空けてたんだな」という気持ちになりました。 誰か何とかしてください、迷惑メール。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月20日 16時26分46秒
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