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2024年04月03日
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カテゴリ:エンジョイ認知症
母は経度の認知症です。私の判断なのでいい加減なものですが、何を聞いてもすぐに忘れるし入浴は介助が必要、洗濯や掃除はヘルパー任せ。でもトイレや着替えは自分でするし食事の介護も不要。というだけでなく自分で食事の準備をすることも出来、朝ご飯や昼ご飯は自分で用意しているところから判断しました。

母は年中食べ物の心配をしています。ご飯は炊いてあるか、パンの買い置きはあるか気にしています。

人は「戦後のもののない時代に育ったから」などと解釈したがります。たしかに年代的に母は十代後半に終戦を迎えていますが、生まれ育った田舎では食糧事情は比較的悪くなかったと聞きます。現代と比べれば食料は豊かにあったわけではないでしょうが、母の食べ物への心配はもっと人間の根源的な欲求と結びついているような気がします。

昨日も、ご飯は冷凍庫に十分あるからと言っておいたのにちょっと目を離すと米を研いでいました。5合。

母の炊くご飯はあまり研がずに水加減も多めなのでいつも超やわらかご飯ができあがります。そこでざるに入ったお米をこちらで引き受け研ぎ直し、炊いていくつものタッパーに分けて冷凍しました。あとで冷凍庫を開けた母曰く「ご飯がいっぱいある」。そりゃそうでしょう、あなたが炊いたんですから。とは言いませんが、「もう明日もあさっても炊かなくていいからね」とやさしく言っておきました。

朝はパンとヨーグルトやフルーツ、ハムが昔から母の定番です。それを前夜に用意します。

食材の在庫があるかどうかから始まって、必要分を取り出し皮をむくものはむいて切り分けるものは切り分け、すべてをタッパーに入れないと母の夜は終わりません。ところが、セット完了していることを忘れてしまいます。冷蔵庫を確認して安心。しかししばらくするとまた「朝のご飯の用意をしなければ」と冷蔵庫を開ける。この繰り返し。私がいれば「用意はしてたから大丈夫」と言うのですが、父と二人だけで暮らしているときはどうしているのか不思議です。

ま、ちゃんと生きていますから考えても仕方ありません。そこは見て見ぬ振り。

今は夜だけ配食サービスがありますが、半年前はそれもなく3食自分で用意して夫婦で食べていました。そのためヘルパーさんに頼む買い物メモもかなり長いものでした。今は2食分のことだけ考えればいいのでリストが短くなりました。そのうち朝ご飯の準備もできない日が来て施設に入る日もやがて来るでしょう。

それまで何度も確かめ無駄なご飯を炊きながらも頑張ってご飯を作ってください。火だけは出さないように注意してね。





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最終更新日  2024年04月10日 19時36分17秒
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