面白い そう思ったのは「じゃない方」
久しぶりにおきみゅー(沖縄県立博物館・美術館)を訪ねました。しばらく行けていませんでした。年間パスを持っているのに。走って10分で行ける場所にあるのに。昨日はお目当てのイベントが二つ。美術館の方では有料イベントで「キングダム展」もやっていますが、アニメや漫画にあまり興味の無い私はスルー(こちらを目的として来館している人の方がずっと多いようでしたが)。私が目当てにしたイベントのうち、「科学の眼で見る・・・」の方は無料のイベント。年間パスを持っている私としてはあんまり「元をとる」ことにはなりませんが、お金関係なく見たいものを見なくては。そしてその無料の催しが結構面白かったのですから興味と金銭的価値は一致しません。水中カメラをはじめ、顕微鏡、エコーなど最新技術を使って魚を撮影したり健康診断したり。また水中で動かせるマジックハンドみたいな道具を使って新海の生物をゲットしたり。水族館やテレビで見る生物の生態はこのような技術に支えられて明らかにされているのだと、よく分かる展示でした。これは見る価値あり。しかも無料。もう一つの「アートと虫の美しい世界」はちょっと中途半端な印象。虫嫌いに虫を好きになってもらいたいというコンセプトを持った展示でしたが、虫なら虫、アートならアートのいずれかに絞ってもらいたいと思いました。虫はよく見るとたしかにアーティスティックで美しいのですが、既存のアートと比較するのではなく、虫そのものをアートとしてディスプレイするだけでよかったのでは。虫はそれだけで素晴らしく美しい存在です。わざわざ「こんな風に見るときれいだよ」と導いてくれる必要はないと感じました。脚の痛みがなくてもっとゆっくり見て歩けたら展示者の意図がより理解できたかも知れませんが、ゆっくり見る余裕が無かった私にはいまいち深く興味を引かれることがなく、滞在時間15分ほどでそそくさと回って終わってしまいました。推してる展示イベント「じゃない方」に興味を持ってしまい、おきみゅーさん、ごめんなさいね。