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2024年09月23日
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カテゴリ:本にまあ
「さきがけ!歴男塾」(賀数仁然=かかずひとさ=著、沖縄タイムス社)を読みました。このシリーズの第4巻「慶良間ぁー見ーしが、まち毛ー見ーらんの巻」です。


と聞いても、沖縄に関係のない人にとってはもう何が何やらですね。しかもこれは子供向けの本なんです。第4巻とあるとおり、これまで1~3巻までが発行されていて私は全部持っていますが、各巻ともすべて沖縄の歴史についてさまざまなエピソードが書かれていて、沖縄のちょっとした裏歴史から正式な歴史までが学べる仕組みになっています。

本書は沖縄タイムス社発行の子供新聞「ワラビー」に連載されていたものが数年後に本になったので首里城は燃えていません。

タイトルの歴男は近年はやりの歴女と、沖縄の古い呼び方であるレキオをかけたものでしょう。また第4巻のサブタイトル「慶良間ぁー」は沖縄の格言で「慶良間諸島は見えても自分のまつげは見えない」つまり「灯台下暗し」の沖縄版です。実際晴れた日には那覇空港などから慶良間諸島がよく見えますが、よほどのつけまつげでもしていない限り自分のまつげは見えません。

本書は1~3巻同様、沖縄に特化した歴史的エピソードが並んでいますが、小学生対象なので理解しやすい内容になっています。

第4巻では沖縄の紙すきや鶏の固有種、軟弱地盤に建てられた座喜味城とそれを作った英雄護佐丸のすごさ、などなど民俗文化から歴史上の人物のことまでが取り上げられ、ユーモア溢れる文章を通じて沖縄通になれる仕掛けになっています。沖縄県以外でこの本をみかけたことはありませんが、県内の本屋さんにはたいてい置いてあります。

子供向けだけあって軽く読めますが内容はきちんとしているので、沖縄に興味のあるナイチャーにはお勧めの一冊です。





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最終更新日  2024年09月23日 08時30分20秒
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